[BOOKデータベースより]
ひとりぼっちになった少年は犬のプリンとともに列車に乗って旅に出る。思い出の詰まったトランクを抱えて―。里山の四季を織り込みながら彩り豊かに描く、癒しと再生の物語。JR飯山線アートプロジェクトから生まれた作品。少年の目線で物語は展開し、環境や人間、生命といった、ジミーの全作品を貫くテーマが織り込まれている。
[日販商品データベースより]ひとりぼっちになった少年は、犬のプリンとともに列車に乗って旅に出る。思い出の詰まったトランクを抱えて…。里山の四季を織り込みながら彩り豊かに描く、癒しと再生の物語。
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JR東日本飯山線をモチーフにした作品だそうです。
東日本大震災で親を亡くした子どものことを考えつつ描いた作品だそうです。
様々な画家へのオマージュを連想させながら、90ページを超える長旅はとてもスピリチュアルです。
両親との思い出を呼び起こしながら、愛犬とふたりだけの長旅に、様々な風景が浮かび上がります。
幾度も被災と部分運行を繰り返してきた飯山線だけに、祖父の家に辿り着くまでの長旅に切実ささえ感じられます。
気がつけば、両親との思い出を詰めこんだトランクを列車に残したまま下車してしまった少年です。
でも、力強く生きていく切符だけは持ち続けているのでしょう。
台湾作家が描く、日本世界には視点の違う奥深さを感じました。
繰り返し眺めていると、自分も幸せのきっぷを手に入れたような気持ちになります。(ヒラP21さん 70代以上・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】