- 分子レベルで見た触媒の働き
-
反応はなぜ速く進むのか
ブルーバックス Bー1922
- 価格
- 1,100円(本体1,000円+税)
- 発行年月
- 2015年06月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784062579223
[BOOKデータベースより]
化学反応には、自分は変化しないにもかかわらず、反応を進める触媒の存在が重要です。しかしこれまで触媒がなぜ「触媒の働き」をするのかは、ほとんど分かっていませんでした。本書では、最新の表面科学によって解き明かされつつある触媒が働く仕組みを分かりやすく解説します。
第1章 触媒と表面科学(1909年7月2日、カールスルーエ工科大学にて;20世紀初頭の食糧危機 ほか)
第2章 触媒とは(化学反応はどの方向に進むか;化学反応の速度 ほか)
第3章 表面科学の戦略(触媒反応の分子レベルでの理解に向けて;悪魔が作った表面 ほか)
第4章 固体表面における分子の動き(吸着と―つり;表面反応 ほか)
第5章 触媒研究の最前線(触媒というブラックボックス;表面科学と触媒の間の深い溝 ほか)
第6章 未来を担う触媒へ(21世紀の人類が直面する問題:エネルギー危機;太陽光の利用 ほか)
化学反応には触媒が必要であるということは、化学を学んだ人なら誰でも知っていることです。では、なぜ触媒は、触媒としての働きをするのでしょうか? それを解き明かすには、触媒の表面で起こっていることを、分子レベルで調べる必要があります。本書は最新の表面科学の研究で明らかになったミクロでダイナミックな触媒の働きを、高校化学のレベルの化学の知識で、興味深くかつ分かり易く解説します。
透明な液体の過酸化水素水に二酸化マンガンの真っ黒な粉を入れると、ブクブクと酸素の泡が発生した。多くの人にとって、触媒との出会いはこの実験だったと思います。化学を学んだ人にとっては、触媒の重要性は言うまでもないでしょう。化学反応を進めるためには、触媒はほぼ必須です。
では、なぜ触媒は「触媒の働き」を示すのでしょうか?
本書は、最新の表面科学によって明らかにされつつある「触媒の働く仕組み」を、やさしく興味深く解説します。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 身の回りから見た化学の基礎
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2009年11月発売】
- 卜部の高校化学の教科書
-
価格:2,860円(本体2,600円+税)
【2018年01月発売】
- 大学生の化学 新版(第2版)
-
価格:2,970円(本体2,700円+税)
【2019年01月発売】
- 希土類元素の化学
-
価格:6,820円(本体6,200円+税)
【2008年08月発売】
- ポリイミドの機能向上技術と応用展開《普及版》
-
価格:3,960円(本体3,600円+税)
【2024年03月発売】
触媒は、なぜ触媒の働きができるのか? 触媒の表面では、何が起こっているのか? 分子レベルでダイナミックに理解する。