[BOOKデータベースより]
大衆の民主化要求、宗教団体への弾圧、限界に近づきつつある格差問題…。中国共産党政権が抱えるさまざまな問題で党内対立が激化し、権力闘争へと発展したとき、クーデター勃発が現実味を帯びてくる。党中央各派がそれぞれ支持する集団軍と結託し対峙した場合、今の中国には〓(とう)小平のように「一言堂(鶴の一声)」でケリがつけられるカリスマ的指導者はいないからだ。かつて自分を権力の座に押し上げてくれた江沢民と対立するなど、習近平の権力基盤は脆弱だ。実状を知り、現代史をひもとけば、今後共産党がどうなるかが見えてくる。
第1章 大国主義化は中国の過重負担(膨らんできた領土拡大の野望;尖閣諸島、沖縄を狙う意図 ほか)
第2章 習近平―権力基盤を持たない国家主席(習近平がなぜ選ばれたのか?;権力強化を狙って仕掛けた闘争 ほか)
第3章 低迷する経済と拡大する格差(不動産不況を暗示する動き;バブル崩壊の確かな予兆 ほか)
第4章 共産党独裁崩壊、予想される七つのパターン(共産党政権は崩壊の危機に;独立志向の少数民族が起爆剤に―清朝辛亥革命の前例 ほか)
第5章 可能性が高い三つの崩壊シナリオ(可能性が比較的低いパターン;少数民族、宗教で内戦状態に ほか)
第6章 崩壊後の予想シナリオ
環境問題、香港やウイグルの問題、不動産バブルの問題…。中国の問題は数々あるが、共産党が最も恐れているのは軍部のクーデター。予想されるパターンから可能性が高い崩壊シナリオ、崩壊後の予想シナリオを描く。
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環境問題、香港やウイグルの問題、不動産バブルの問題――中国の問題は数々あるが、共産党が最も恐れているのは、軍部のクーデター。