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[BOOKデータベースより]
「もしも」が果たす役割は大きい。「もしも」をバネにして、イマジネーションは動き出す。時代の流れをがらりと変えるのも、先見の明を持った「もしも」だ。日常生活においても、「もしも」が思考停止状態から解き放つカギになる。もちろん、詩作りにおいても、「もしも」は絶対に欠かせない。アメリカの詩人たちは、これまでどういった力強い「if」を発明したのか?平安時代の歌人は、なんという巧妙な「もしも」を使って、「老い」から逃れようとしたのか?どんな難問にでも耳を傾け、相談役になってくれる―そんな「もしも」の数々を、詩人のアーサー・ビナードが、選りすぐりの名詩を味わいながら紹介。言葉の魅力を存分に伝える、珠玉のエッセイ。
1 「もしも」と出会う(もしもマニフェスト;「もしも」のタワークレーン;おもてなしの「もしも」;「イフ」堂々)
2 恋する「もしも」(なれ初めの「もしも」;もしも、モテたら;もしも愛しちゃったら、もしも会えなかったら;もしもマンゴー)
3 世界を見つめる「もしも」(後出しの「もしも」;意地悪イフ;もしも「お金」が死語だったら;唯一の「もしも」、どちらもの「もしも」)
4 「もしも」と生きる(縁起でもない「もしも」;取り返しのつかない「もしも」;もしもごっこ;空飛ぶ「もしも」)
どんな難問にでも耳を傾け、相談役になってくれる。そんな「もしも」の数々を、詩人のアーサー・ビナードが、選りすぐりの名詩を味わいながら紹介。言葉の魅力を存分に伝える、珠玉のエッセイ。
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