[BOOKデータベースより]
各社のエース記者たちがスクープを求め、おのれのプライドをかけて競い合う日々。無駄と知りつつ、夜討ち朝駆け。そして特ダネを掴む日が来る。この道、40年。何もかも、見た。
第1章 ある誤報(誤報、そして自殺;虚報 ほか)
第2章 検察という魑魅魍魎(「写真のない家」;沈没船を引き揚げよ ほか)
第3章 匍匐前進の日々(出入り禁止;吉永祐介の発案 ほか)
第4章 沈黙の国税を崩せ(国税記者クラブ;ロッキード事件 ほか)
第5章 調査報道の威力(特ダネ;リクルート事件 ほか)
第6章 検察、国税、警察、弁護士(国策調査;事件担当キャップ ほか)
第7章 検察捜査(検察の“特ダネ”;抜かれた記者 ほか)
第8章 どこに正義を求めるか(小沢一郎捜査;冤罪と可視化 ほか)
「魑魅魍魎の検察」「沈黙の国税」を担当して30数年。数々のスクープを放ってきたエース記者が、その内実をあますところなく記す。信用失墜した検察、自信を喪失した新聞報道のあり方にも厳しい批判を投げかける。
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秘密主義の権化、検察と国税。担当する社会部記者たちは莫大な時間とエネルギーを費やして人間関係を築き、利害相反に悩みながらも厚い壁をぶち壊してきた。新聞記事では分からない水面下の攻防、抜いた抜かれたの日々、スクープの裏側を具体的なエピソードをふんだんに盛り込んで明かしていくとともに、信用失墜した検察はもとより、自信を喪失した新聞報道のあり方にも厳しい批判を投げかける。