[BOOKデータベースより]
2006年、山中伸弥は、たった4種類の遺伝子によって大人の細胞が、未分化の細胞に初期化することを発見した。それから8年余、iPS細胞は、脳や肝臓、そして、アルツハイマー病の細胞をシャーレの中に再現した。難病の治療薬開発、黄斑変性、パーキンソン病、骨髄損傷などの再生医療も現実となった。不遇時代、山中伸弥を力づけた『がん遺伝子の発見』(中公新書)の著者が、iPS細胞の生い立ちとその応用に迫る。
第1章 からだのルーツ、幹細胞
第2章 iPS細胞に至るルート
第3章 iPS細胞をめぐる5W1H
第4章 ノーベル賞受賞
第5章 iPS細胞以後の幹細胞
第6章 幹細胞とがん細胞
第7章 シャーレのなかに組織を作る
第8章 シャーレのなかに病気を作る
第9章 幹細胞で病気を治す
第10章 疑惑の幹細胞研究
「奇跡の細胞」が医療・製薬の研究にもたらす革新とは。不遇の時代、山中伸弥を力づけた『がん遺伝子の発見』の著者が、山中伸弥をはじめとする数十名の研究者たちによる、最新の研究動向に迫る。
「奇跡の細胞」が医療・製薬の研究にもたらす革新とは。山中伸弥氏をはじめとする数十名の研究者たちによる、最新の研究動向に迫る!