[BOOKデータベースより]
私たちは日々、五感―視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚―からたくさんの情報を得て生きている。なかでも視覚は特権的な位置を占め、人間が外界から得る情報の八〜九割は視覚に由来すると言われている。では、私たちが最も頼っている視覚という感覚を取り除いてみると、身体は、そして世界の捉え方はどうなるのか―?美学と現代アートを専門とする著者が、視覚障害者の空間認識、感覚の使い方、体の使い方、コミュニケーションの仕方、生きるための戦略としてのユーモアなどを分析。目の見えない人の「見方」に迫りながら、「見る」ことそのものを問い直す。
序章 見えない世界を見る方法
第1章 空間―見える人は二次元、見えない人は三次元?
第2章 感覚―読む手、眺める耳
第3章 運動―見えない人の体の使い方
第4章 言葉―他人の目で見る
第5章 ユーモア―生き抜くための武器
美学と現代アートの専門家が視覚障害者の空間認識、感覚・体の使い方、コミュニケーション方法、生きる為の戦略としてのユーモアなどを分析。目の見えない人の「見方」に迫りながら「見る」ことそのものを問い直す。
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しばしば
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見えないことと身体の関係
「見えること」を敢えて意識から外すと、他の感覚が目を覚ます。
歩く足裏の感触、街のにおい、背後の談笑のおと。この本を読まなければ、感じずに、気づかずに生きていた。
他者への想像力とはこういうことか。新たな視点を与えてくれる。
現代アートの専門家が、障碍者が世界をどのように認識しているかを、数多くのインタビューから迫った。