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JunCture 第6号

超域的日本文化研究
特集:触発するメディア 

名古屋大学大学院文学研究科附属「アジアの中の日本文化」研究センター 笠間書院

価格
1,980円(本体1,800円+税)
発行年月
2015年03月
判型
B5
ISBN
9784305002969

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内容情報
[BOOKデータベースより]

特集 触発するメディア(「平民」行商たちの情報戦―革命時代における日本語メディアの抗争;南洋の桃太郎―民話、植民地政策、パロディ;メディアとしての白蓮事件―事件報道と「鳳凰天に搏つ」をめぐって;流言というメディア―関東大震災時朝鮮人虐殺と「15円50銭」をめぐって;柳瀬正夢の漫画と一九三〇年代中国の左翼美術―媒介としての魯迅と内山書店;敗戦直後の天皇制の危機とマスメディア)
研究論文(呼吸法と手段としての「感化」―藤田式息心調和法実験談の分析を中心に;『夜明け前』の歴史叙述と“近代”―島崎正樹「ありのまゝ」との比較から;馬海松における国家観形成―生存をめぐる民族と国家の問題を中心に;東亜文芸復興の夢―「東亜文芸復興」なる運動から日中戦争期の知識人の営みを見る;クィア・ファミリーの誘惑―小島信夫『抱擁家族』における歓待の法;1968年の可能性―村上龍『69』におけるロックとフェスティバル;身体を望ましき混沌として「書く」―金原ひとみ『マザーズ』における不機嫌な女たちをみる)
レヴュー(戦後日本のはじまりとハリウッド映画―北村洋『敗戦とハリウッド 占領下日本の文化再建』・書評;「越境」と文学研究―日比嘉高著『ジャパニーズ・アメリカ 移民文学・出版文化・収容所』;“越境”から“跨境”へ―東アジアと同時代日本語文学フォーラム×高麗大学校日本研究センター編『跨境 日本語文学研究』;プロジェクティブなイベントとしてのDMZ国際ドキュメンタリー映画祭2014;長い、見えない時間の、果に「時の積」をみる―夜景写真の時間(「時の積 尾野訓大」展))

[日販商品データベースより]

名古屋大学「アジアの中の日本文化」研究センターが刊行する機関誌、『JunCture(ジャンクチャー) 超域的日本文化研究』第6号。[※JunCtureというタイトルには、日本文化を、学際的かつ国際的な研究課題の結節点(juncture)として捉えようという意味合いが込められています。]



学問のグローバル化という現代的な課題に対応するために、何をどう発信していくのか。一国主義的・自国中心的な意識や方法をいかに克服していくか。それらに具体的に取り組んでいく、実践の書です。



特集:触発するメディア●特集趣意



メディアとは、もともと媒介を意味している。とはいえ、メディアの機能が、すでにある情報を右から左へ流通させることにのみあると考える者はいないだろう。メディアは媒介する行為のさなかで、情報を生み出す。出来事に形を与え、文脈をつくり出し、送り手と受け手の関係を結び出していく。本特集で問題化するのは、媒介するという行為である。情報が媒介されて流通していくその過程は、決して単純な反復におさまるものではない。流れていく情報は、ときにねじれ、ときにずらされ、肥大化し、縮小し、想定外の方向へ流れ、接続し、切断され、消失もする。またメディアの形態や規模は、多様化し続けてきた。活字や画像や映像や、電波や電子の回路を越境しつつ情報は移動していく。流通のあり方はいくらでも不定型になり得、制御しきることは不可能である。とはいえ同時に問わなければならないのは、情報の流れが均一に不定型なわけではないということだ。情報は束になり、波となりうねりとなる。それが望ましい事態であることもあれば、そうでないこともある。新しい呼びかけに変成することもあれば、陳腐な語りがさらに再生産されることもある。媒介する行為は力を帯びている。誰にとって望ましいのか、誰にとって望ましくないのか。そのあり様を、問うてみたい。触発するという冠は、ジュディス・バトラーの『触発する言葉』から引用した。バトラーは、発話は行為なのかそうではないのかという問いをやめて、発話は行為でありかつ制御しきれるものではないと捉えることによって、発話の力を論じると同時にその効果が反乱となる可能性を示した。メディアもまた、excitable(=触発する/される)なものである。媒介されることで引き起こされた事態の評価もまた、複層的になるはずだ。何がどこでどのように伝えられてきたのか、私たちはいつ誰と結び合っているのか。メディアの責任と可能性を問いつつ、その動態を示したい。

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