- ねっけつ!怪談部
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林家彦いち新作落語「熱血怪談部」より
古典と新作らくご絵本
- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2015年04月
- 判型
- A4
- ISBN
- 9784251095015
[BOOKデータベースより]
怪談話のクラブ「怪談部」に熱血先生がやってきた!熱血落語家・林家彦いちの面白くてちょっぴりゾッとする新作落語を、異能のクレヨン画家・加藤休ミが絵本化!!
[日販商品データベースより]ある小学校に、熱い先生が現れた。怪談部の顧問だという。だらしない部員をしごくうち、おどろきの結末が…。林家彦いちの、面白くてちょっぴりゾッとする新作落語を絵本化。
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「今日から、この『怪談部』のこもんになった、ながれいしです。流れる石とかいて流石だ!」ある小学校の部室に、新しい顧問の先生がやってきました。いかつい面構えにジャージ姿、威勢のいい先生です。怪談部とは、おばけや妖怪のこわーい話をして、みんなを怖がらせるのが主な活動のようです。でも所属しているのは、なんだかダラっとした頼りない生徒たちばかり。流石先生が檄を飛ばします。「はっぴょう会が近づいてきたので、こわい話を しっかりしてください。」早口ことばに、怪談を怖くする「出だし」の練習。いろんな訓練がありますが、部員たちは見た目を怖くすることに夢中なようです。先生は校内を見回りながら個別に指導していくのですが、次々に恐ろしいことが起こります。だって、先生が指導しているその生徒たち・・・。怖い!でも可笑しい!お化けの生徒たちと、熱血先生の体育会系指導の会話の噛み合わなさといったら。「熱血怪談部」は、落語家、林家彦いち師匠の新作落語の代表作。奇妙な設定を飛び交う会話の掛け合いの面白さは、落語の世界ならではですね。そして、思い切り笑いながら、ゾッとする感覚もじっくり味わえるのは、クレヨン画家加藤休ミさんの絵の迫力あってこそ。休ミさんの描くのっぺらぼうの顔!最高です。現代の落語家と絵本作家が共演する、新しい落語絵本のシリーズ第1弾。今後もどんな作品が続くのか、ワクワクしてしまいますね。おはなしのラスト、思い切りびっくりしてください。腕自慢の方には、ぜひ読み聞かせにも挑戦してみてほしい作品です。
(絵本ナビ編集部 掛川晶子)
のっぺらぼうーと出てくるおばけに「先生が書いてやる!」と言い、23年前に死んだ幽霊には、「スカート長すぎ!足を出せ」と一喝するすごく頼もしい顧問の先生。無敵やん!おばけって気付いてないのかなー。と、めちゃめちゃな先生に笑っていたら、なんと先生はろくろくび!
部員も先生もお化けってことに気づいた時の、子どもたちの「えー?」が、読み聞かせしていて爽快でした。絵も楽しくおもしろかったです。(みっとーさん 30代・大阪府 男の子8歳、女の子7歳)
【情報提供・絵本ナビ】