日系食品産業における中国内販戦略の転換

日本農業市場学会研究叢書　ｎｏ．１５

筑波書房
大島一二　菊地昌弥　石塚哉史　成田拓未　大島一二　

• 価格: 2,970円（本体2,700円＋税）
• 発行年月: 2015年04月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784811904641

内容情報

[BOOKデータベースより]

第１部　解題　日系農業企業の中国展開の共通点と対象市場の現段階（高品質農産物の生産面での課題にたいする日系農業企業の取り組み―朝日緑源による地域農家との連携と循環型農法の導入；中国における日系野菜輸出企業の内販事業への進出；上海市における中小企業の内販戦略の新展開―ベジタベ社の事例）
第２部　解題　日系食品企業の中国展開と課題（日系食品企業における中国国内での製品・販売戦略の展開―Ｙ有限公司およびＸ有限公司による１次原料加工品の事例を中心に；中国の日系食肉加工企業における対日輸出から中国内販へのシフト―山東省ＮＩ社の事例；企業のグローバル化と食文化交流―キッコーマンの中国における食文化交流を中心に；食用油脂企業の海外戦略―Ｆ社の世界戦略の中での中国販売）
第３部　解題　中国国内市場におけるｍａｄｅ　ｂｙ　Ｊａｐａｎｅｓｅの評価（中国における「メイド・バイ・ジャパニーズ」スイーツの販売展開とその可能性―華東地域の事例を中心に；外食企業のグローバル化と海外進出戦略―ＣｏＣｏ壱番屋の中国展開の事例；日系外食産業の海外進出戦略―サイゼリヤの事例；大手冷凍野菜開発輸入業者の事業所給食事業への参入に関する考察―山東省青島市の事例）

[日販商品データベースより]

日系食品産業は海外戦略の転換期にどのように対応しているか。その内販戦略、経営戦略の転換に焦点をあて、一次資料と実態調査結果の分析を通じ、日系食品産業の現在の展開実態と、直面する課題を明らかにした。