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[BOOKデータベースより]
第1部 思想(マハートマー・ガーンディー晩年における「世俗主義」について;W・ジェイムズの反帝国主義―プラグマティズムと平和主義についての一考察;自然の「美しさ」をめぐる争いと制度―アメリカ国立公園局によるミッション66計画を事例に;育てる身体と感覚―『養蚕秘録』に見る人間と蚕の関係)
[日販商品データベースより]第2部 経験(非政治的な価値をめぐる政治性―広島と人道主義;十五年戦争と元・兵士の心的外傷―神奈川県の精神医療施設に入院した患者の戦後史;黒人運動の「外交」―全米黒人向上協会(NAACP)、国際連合と冷戦;アメリカ合衆国における中東平和アクティビズムの形成―一九六七年以降のアメリカ・フレンド奉仕社会のアラブ・イスラエル紛争への取り組みから;科学がうち消す被ばく者の「声」―マーシャル諸島核実験損害賠償問題をめぐって;記憶をうしなった「たったひとりの生きのこり」六歳スペイン少女のその後―マニラ戦スペイン総領事館襲撃事件(一九四五))
第3部 方法―シンポジウム「大規模暴力の語り方―日仏学際対話の試み―」から(フランス・ドイツの歴史研究における「極東」への関心;行動の神経生物学と攻撃に関する個体群生物進化のいくつかのデータとそれが持つ意味について;トラウマを耕す―ドゥブリュ教授の報告への応答;暴力の表象と文学ジャンルの倫理―ジョナサン・リテル『慈しみの女神たち』からカタルシスのリベルタン批評へ;翻訳者の使命、あるいは虚構に倫理を見出すことの困難さについて―ダルモン教授の報告への応答;討論から―クロード・ドゥブリュ+宮地尚子+有田英也+ジャン=シャルル・ダルモン+シャンタル・メジェ)
「平和と和解」がなぜかくも困難なのか。一橋大学大学院社会学研究科で3年にわたり続けられた先端課題研究「平和と和解の社会科学」及びその延長線上で平和と和解の研究センターが展開してきた研究活動の成果論文集。