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[BOOKデータベースより]
あしたはえんそく。キャラベんとうにどうぶつべんとう。おかあさんのおべんとうは、いつもじまんなんや。あ〜、たのしみやな〜。でも、おかあさんがたかいねつをだした。…どないしよう…。ぼくはつぎのひ、あさはやくにいえをでた。小学校低学年から。
[日販商品データベースより]明日は遠足。お母さんのお弁当はいつも自慢で、楽しみにするなおくん。でもその夜、お母さんが熱を出してしまう。お母さんに無理をさせたくない一心で、なおくんが取った行動とは…。
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なおくんのおかあさんは、いつも、アニメのキャラクターや動物ですごいお弁当をつくってくれます。なおくんは毎回、お弁当のふたをあけるのがとても楽しみ。友だちもいつもおどろいて「すごい!」といいます。あしたは、待ちに待った、遠足。「あー、たのしみやなー。あしたは、どんなおべんとうをつくってくれるんやろか」でもなおくんが家に帰ると、ソファにおかあさんが横になっていました。ぐあいがわるく、熱があるようです。「しんぱいせんとき。すぐにげんきになるから。あしたのえんそくのおべんとうは、たのしみにしててや」そうおかあさんはいうけれど、夜になっても熱は高いまま。出張先のおとうさんから電話がありました。おかあさんは「だいじょうぶ」といっています。なおくんには、だいじょうぶそうにみえません……。なおくんは、かんがえました。“あした、きっとおかあさんは熱でフラフラしていても、ぼくのためにきっと早起きしておべんとうをつくってくれる。けど、ぼくはおかあさんにげんきになってもらいたい。どうしたらええんやろ。“さあ、なおくんはどうしたでしょう?子どもの心に寄り添うお話を書かれる、くすのきしげのりさんならではの作品。子どもの行動だけをみて、「あぶないことしたらだめじゃないの!」「こんな時間に、だまってひとりで出かけるなんて!」と叱るのはかんたんです。でも、子どもがせいいっぱい心で考えたことの大事さを、本書はハッと気づかせてくれます。なおくんの行動を知った、おかあさんとおとうさんは?なおくんのおべんとうを見た、友だちは?伊藤秀男さんが描く人々は、画面からあふれ出しそうな存在感。お弁当の迫力にも注目です!“もし、じぶんだったら、どうするだろう?”絵本を読みおえたとき、いろんな気持ちが心に残ります。
(絵本ナビライター 大和田佳世)
いつも手の込んだお弁当を作ってくれるお母さん。
でも、お母さんが遠足の前日に熱を出してしまいます。
なおくんは、お母さんは熱があってフラフラでもきっとお弁当を作ってくれるけど、早く元気になってほしいからと、
お母さんがお弁当を作らないで済むように、コンビニにお弁当を買いに行くんです。しかも、お母さんにサンドイッチも。
なおくんが何年生かはかかれていませんが、おそらく1ー2年生でしょう。
それでここまで思いやりの心をもてるって凄いことだなぁと思いました。
黙って一人で買い物に行ったのは確かに危ないことですが、なおくんの優しさはまんてんです。(tori.madamさん 30代・大阪府 女の子7歳、女の子4歳)
【情報提供・絵本ナビ】