この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- イデオロギーの崇高な対象 新装版
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2025年06月発売】
- デカルトの生涯 校訂完訳版
-
価格:13,200円(本体12,000円+税)
【2022年02月発売】
- デカルトにおける生命の原理
-
価格:4,840円(本体4,400円+税)
【2025年01月発売】
- 中世哲学講義 第一巻
-
価格:4,400円(本体4,000円+税)
【2021年07月発売】
- 中世哲学講義 第四巻
-
価格:4,400円(本体4,000円+税)
【2022年09月発売】





























[BOOKデータベースより]
デカルト(1596‐1650)は730通以上の膨大な往復書簡を残した。それらはラテン語、フランス語、オランダ語で書かれ、わが国で翻訳されているのは30%ほどで、数学や物理学に関わる書簡は割愛されてきた。本シリーズ全8巻は研究者の使用に耐える翻訳を作成し、簡潔な歴史的、テキスト的な訳注を施して、基礎資料として長く活用されることを期して企画された。本巻では1638年8月から1639年12月までの63通の書簡が扱われる。
デカルトからフェルマへ―1638年7月27日「フェルマの接線論をめぐって」
[日販商品データベースより]ホイヘンスからデカルトへ―ベルヘン・オプ・ゾーム付近 1638年7月30日「アルディからハインシウスへの依頼、ストラーテンの溶解物質」
メルセンヌからデカルトへ―1638年8月1日「モラン宛書簡に対するお礼」
モランからデカルトへ―パリ 1638年8月12日「光の伝達、粒子の運動」
レギウスからデカルトへ―1638年8月18日「レギウスとデカルトとの縁」
デカルトからホーヘランデへ―1638年8月「コメニウス批判」
デカルトからホイヘンスへ―1638年8月19日「自分の幾何学への世間の無理解、ストラーテンの溶解物質」
デカルトからレネリへ―1638年8月20日「レネリの仲介の断念」
デカルトからメルセンヌへ―1638年8月23日「サイクロイドの接線、四辺形の問題、葉形線」
デカルトから「プレンピウス」へ(1638年8月?)「血液循環」〔ほか〕
デカルト(1596-1650)は730通以上の膨大な往復書簡を残した。それらはラテン語,フランス語,オランダ語で書かれ,わが国で翻訳されているのは30%ほどで,数学や物理学に関わる書簡は割愛されてきた。
本シリーズ全8巻は研究者の使用に耐える翻訳を作成し,簡潔な歴史的,テキスト的な訳注を施して,基礎資料として長く活用されることを期して企画された。
17世紀において書簡の果たす役割は大きく,それは私的な文書であると同時に複数の人に読まれることを意識して書かれた。デカルトの場合,著作ではあまり触れられない心身問題や永遠真理創造説,形而上学の諸問題,道徳論など多くの哲学的問題に立ち入った議論がなされており,書簡を通してデカルト思想の細部が明かにされる。デカルトは「書簡によって哲学する」,書簡は「知性の実験室」と言われる由縁である。
本巻では1638年8月から1639年12月までの63通の書簡が扱われる。この間の書簡には,第二巻に続いて『方法序説および三試論』(1637)に対する反論への答弁のなかで,幾何学・光学の議論が発展していく様子や,刊行されたばかりのガリレイ『新科学対話』(1638)への批評など当時の自然科学・幾何学の最先端で交わされていた議論が収録されている。