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[BOOKデータベースより]
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20万部突破の大ベストセラー「やさしいあくま」から15年。326が描く現代版「みにくいアヒルの子」
[日販商品データベースより]シキというなまえのノラねこがウンチをすると、あらふしぎ。ウンチのほうからミャーミャーとなき声が…。ベストセラー「やさしいあくま」の著者が描く、現代版「みにくいアヒルの子」。初版限定シール付き。
小さなのはらに住むノラねこ、シキ。ある日、シキは子ねこを産みます。可愛い子ねこたちにシキは、ハル、ナツ、アキと名付けます。そのとき、「ボッカーン」!ウンチの中から泣きながら飛び出してきたもう1ぴきの子ねこ。なんだか顔の雰囲気がちょっと違うみたい。でもシキは言います。「あなたは フユよ。ようこそ フユ」こうして5ひきの生活は始まったのです。ママのシキによく似た美人のハル、ナツ、アキはとても働き者。それに比べてフユは、何をやっても失敗ばかり。だけどママもおねえちゃんたちも、フユのことをそれはそれは可愛がってくれます。フユは幸せな毎日の中でどんどん大きくなっていきました。そんなある日、フユの心に異変が起こります。自分だけどんどん体が大きくなるばかりでなく、顔のまわりにへんなもじゃもじゃまで生えてきたフユ。みにくい自分がどんどん嫌いになっていった頃、遠くに大きな体の動物の群れを見つけます。彼らの顔のまわりにはもじゃもじゃがあり・・・。「あの人たち・・・ぼくに にてる」なんだか胸のあたりがザワザワするフユ。やがてフユの中にある考えが浮かんでくるようになり・・・。小さな子どもたちにもわかりやすく進みながら、でも物語は後半大きく展開していきます。親子の愛とは、兄弟のきずなとは。相手を思いやる心とは。大人も子どもも、それぞれの立場から涙を流してしまうかもしれません。作者はベストセラー『やさしいあくま』の326(ナカムラミツル)さん。ひとりでも多くの子どもたちに、そしてママの元に届くようにと思いを込めて描かれた、現代版「みにくアヒルの子」をお楽しみください。
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)
【情報提供・絵本ナビ】