[BOOKデータベースより]
本書の主人公である山内きみ江さんは、一九三四年生まれ。顔に神経麻痺がありますが、そのためかえってしわが目立ちません。体も小さいから“かわいいおばあちゃん”に見えますが、じつは“やる気十分の勝ち気なばあさん”です。かつてハンセン病患者が受けた「差別」と「偏見」、そして「いじめ」。元患者である「きみ江」さんは、かけがえのない時間を生きる…。小学校高学年から。
第1章 生い立ち
第2章 国立療養所多磨全生園
第3章 高度経済成長
第4章 今が青春
元ハンセン病患者の山内きみ江さんの生い立ちから現在までを、報道カメラマンである著者がその姿を追って描くノンフィクション。元患者の人生、そして、社会問題ともいえるハンセン病問題を浮き彫りにする1冊。
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「ハンセン病」はかつて不治の病、遺伝病と考えられ、患者やその家族は差別や偏見に苦しんできました。症状が体温の低い顔や手足にあらわれたこと、また「らい予防法」という法律により、患者の強制隔離が長く続いたことが、この人権侵害を助長してきました。1996年に「らい予防法」は廃止されますが、差別と偏見はいまだなお続いています。この本は、元ハンセン病患者である山内きみ江さんの生い立ちから現在までを描くことで、元患者の人生、そして、社会問題ともいえるハンセン病問題を浮き彫りにします。読み物 中学生〜