[BOOKデータベースより]
感性は、「ある」ものでも「つくる」ものでもない。「はぐくむもの」であり、「みがく」ものである。…「ここ」に留まりながら「こども」の世界に二重のまなざしを向け、生成する「感性」の多様性を示し、さびつくことのない感性をみがくこと。意味を説き明かす質的研究を基調として、都市という空間において感性をみがくための方法論。
第1章 はじめに―フィールドへ(デザイナーとユーザー;感性と知性;こどもと大人;道筋)
第2章 こどもたちの現在―地図に描かれるいま(3つのフィールド―家・通学路・学校;描かれた家―住まいのフィールド;描かれた通学路―遊びのフィールド;描かれた学校―学びのフィールド;断片化するフィールド;フィールドの時空―児童をもつ保護者の眼;家・通学路・学校以外のフィールド)
第3章 感性のフィールドワーク―ときを感じる(「フィールドワーク」とは;歩くこと―その身体性;出会うこと―「とき」を感じる歴史的感性)
第4章 感性のワークショップ―みんなを感じる(「ワークショップ」とは;アイコンという道具;「グリーンマップ」とは;評価してみる―いま・ここの身体;提案してみる―「みんな」を感じる公共的感性)
第5章 おわりに―ふたたびフィールドへ
感性はあるものでもつくるものでもない。はぐくむものであり、みがくものである…。意味を説き明かす質的研究を基調として、都市という空間において感性をみがくための方法論をつくる。
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「歩くこと」は都市空間において触覚を喚起し、そこに愛着が生まれ、共感を促す。日常生活でのこども環境を研究した著者とこどもたちとの記録。
「建築を創ることは、単なる造形や構造教育でなく、生活環境や人間関係などのすべてを考えなくてはなりません。子供の成長期にこれ以上の教育はないと思います。千代さんが歩くことを基本とした子供達とのフィールドワークを10年間継続してきたことは大変な功績です。この本をその集大成として強く推薦致します」(伊東豊雄/建築家)
「こどもの感性を手垢のついた常識から救い出し、都市の再生につないでいくための実践書」(木岡伸夫/哲学者)