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もし、あなたの前に“おに”があらわれたら、どうしますか?数々の困難を乗り越え、前向きに生きていく、みねの波乱万丈の物語。今の時代だからこそ、大人から子どもへ語り継ぎたい絵本。
[日販商品データベースより]まずしい村には、ずっと昔からおにが来た。みねのいる村にも、おにが来た…。数々の困難を乗り越え、前向きに生きていく、みねの波乱万丈の物語。今の時代だからこそ、大人から子どもたちへ語り継ぎたい絵本。
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価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2018年05月発売】























「まずしい 村には、ずっと 昔から おにが きた。」天災や飢えや争い、死、悪いことが起きるとき、そこには鬼がいました。少女「みね」のいる村も、鬼の恐ろしい姿が常に見え隠れしているような貧しい村でした。ある冬、父ちゃんと母ちゃんが、みねに「おかめ」と「ひょっとこ」のお面を作ってくれます。それはみねにとって、はじめての自分だけの持ち物でした。みねは成長し山奥の村へ嫁ぎますが、その村は生まれた村よりさらに貧しく、やはり鬼はやってきました。苦しいとき、みねは嫁入り道具にしのばせてきた、おかめとひょっとこの面をを取り出します。ひょっとこは父ちゃんの顔、おかめは母ちゃんの顔。一人眺めては笑い、つけて踊れば周りも笑顔になる、鬼もそんな場所からは逃げ出すのでした。そして、みねに、人生で1番大きな鬼と対峙するときがきて・・・。5人の子どもを抱え、働いても働いても楽にならない暮らし。みねの人生は、苦労と困難に満ちていたように見えます。けれども、米寿を迎えたみねの表情と言葉に、私たちはハッとさせられます。「私は日本一のしあわせ者だと思います。」笑うこと、ひたすら前を向いて生きていくこと。人間の強さとは何なのか、日本を支えてきたたくさんの「みね」たちにも思いをはせたくなる、じっくり味わいたい絵本です。
(絵本ナビ編集部 掛川晶子)
飢えや貧しさに負けず、つらい時期を頑張って生き抜いてくれたおばあちゃんがいるからこそ、今私たちがいるんだな。と、そのつながりに感謝の気持ちを抱きました。
子ども達は、絵で描かれているオニがいつ来るのかとドキドキしていたみたいで、そういう意味で描かれているのではないオニにちょっとがっかりしていました。
(みっとーさん 30代・滋賀県 男の子5歳、女の子4歳)
【情報提供・絵本ナビ】