赦すことと罰すること

恩赦のフランス法制史

名古屋大学出版会
福田真希　

• 価格: 7,040円（本体6,400円＋税）
• 発行年月: 2014年12月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784815807900

内容情報

[BOOKデータベースより]

古代・中世から絶対王政・フランス革命を経て共和制期にいたるまで、政体の如何を問わず実質的に存続した恩赦。「主権の証」とも見なされるその権利は、各時代の諸勢力とどのような関係を結んでいたのか。法制・思想・実態の三つの視点から恩赦の歴史をトータルに跡づけ、刑罰中心の権力観を刷新する意欲作。

序章　なぜ恩赦のフランス法制史か
第１章　権力の形成と恩赦―古代ローマから中世へ
第２章　すべての慈悲は王より来る
第３章　衰退する王権とゆさぶられる恩赦
第４章　共和制の成立と恩赦
第５章　政体の変遷と恩赦
終章

[日販商品データベースより]

古代から共和制期にいたるまで、実質的に存続した恩赦は、各時代の諸勢力とどのような関係を結んでいたのか。法制・思想・実態の３つの視点から恩赦の歴史をトータルに跡づけ、刑罰中心の権力観を刷新する意欲作。