[BOOKデータベースより]
日本人初の太陰太陽暦を作った渋川春海、西洋天文学を応用した高橋至時と独自の天文からくり時計を発明した間重富や、天体測量を併用して高精度な日本地図を作った伊能忠敬―日本独自の正確なカレンダーを作るため、星に惹かれ、天文学にのめりこんだ多彩な男たちを描く。
天文学に魅せられた人びと
碁師が作った太陰太陽暦―渋川春海の栄光
間重富の師 平賀晋民・坂正永
間重富の師 麻田剛立―独自にケプラーの第三法則を発見した男
寛政の改暦
大坂の町人学者たち
西洋の暦の歴史
高橋至時と『ラランデ暦書』
伊能忠敬の全国測量
長崎出張―日月食観測
高橋景保と『新訂万国全図』
古尺調査
大槻玄沢の『環海異聞』
天体観測儀器とからくし師たち
親の背中を見て育った子どもたち
天文方の役割の終焉―太陽暦採用から近代天文学へ
将軍吉宗が願った正確な暦は、天文学者間重富・高橋至時の登場によって達成された。その師・麻田剛立とともに、江戸期天文学の興隆を描く。「天文学に魅せられた人びと」「伊能忠敬の全国測量」など16章で構成。
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将軍吉宗が願った正確な暦は天文学者間重富・高橋至時の登場によって達成された。その師麻田剛立と共に江戸期天文学の興隆を描く。