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勉誠社 井田太郎 藤巻和宏
点
明治日本における西洋の教育・学問制度の導入は、それまでの知のあり方との融合・折衷・対立・拮抗を経つつ、現在につながる学問環境を作り出してきた。しかし、科学的・客観的とされるいまのわれわれの学問の枠組みは、果たしてニュートラルな存在としてあるものなのか―近代学問の歴史的変遷を起源・基底から捉えなおすことによって、「近代」以降という時間の中で形成された学問のフィルター/バイアスを顕在化させ、われわれをめぐる「知」の環境を明らかにする。創られた「知」の枠組みを可視化する。
第1章 近代学問の起源と展開(近代国学と人文諸学の形成;明治期における学問編成と図書館;近代学術と漢字翻訳語―日本と中国における「合衆国」の展開;近代日本のフランス語教育の起源と編成―宣教師の果たした役割;神話学の「発生」をめぐって―学説史という神話;近代日本における政治学の二つの起源と編成;経験知から科学知へ―高等農学教育における英国流からドイツ流の選択)第2章 近代学問の基底と枠組み(近代科学の起源―本質を探求する学としての科学;宗教史研究の近代性―欧米におけるキリスト教と近代化をめぐる宗教社会学理論から;アンリ・ピレンヌと近代史学史の十字路;“実証”という方法―“近世文学”研究は江戸時代になにを夢みたか)第3章 学問の環境と諸問題(フランス近代詩と学問―「ボードレール研究」の確立を例に;日本発沖縄経由アジア行の視点―海域アジア史の視点をめぐる断章;近代経済学とマルクス経済学―我が国経済学界における受容と対立の歴史;日本の美術史学の展開過程とその特徴―一九一〇〜五〇年代の学術研究化;「文化情報資源」をいかに活用していくか―博物館・図書館・文書館が連携し合う時代の学術情報流通;学問領域と研究費―日本中世文学という辺境からの覚書)
近代学問の歴史的変遷を起源・基底から捉えなおすことで、「近代」以降という時間の中で形成された学問のフィルター/バイアスを顕在化させ、われわれをめぐる「知」の環境を明らかにする。
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[BOOKデータベースより]
明治日本における西洋の教育・学問制度の導入は、それまでの知のあり方との融合・折衷・対立・拮抗を経つつ、現在につながる学問環境を作り出してきた。しかし、科学的・客観的とされるいまのわれわれの学問の枠組みは、果たしてニュートラルな存在としてあるものなのか―近代学問の歴史的変遷を起源・基底から捉えなおすことによって、「近代」以降という時間の中で形成された学問のフィルター/バイアスを顕在化させ、われわれをめぐる「知」の環境を明らかにする。創られた「知」の枠組みを可視化する。
第1章 近代学問の起源と展開(近代国学と人文諸学の形成;明治期における学問編成と図書館;近代学術と漢字翻訳語―日本と中国における「合衆国」の展開;近代日本のフランス語教育の起源と編成―宣教師の果たした役割;神話学の「発生」をめぐって―学説史という神話;近代日本における政治学の二つの起源と編成;経験知から科学知へ―高等農学教育における英国流からドイツ流の選択)
[日販商品データベースより]第2章 近代学問の基底と枠組み(近代科学の起源―本質を探求する学としての科学;宗教史研究の近代性―欧米におけるキリスト教と近代化をめぐる宗教社会学理論から;アンリ・ピレンヌと近代史学史の十字路;“実証”という方法―“近世文学”研究は江戸時代になにを夢みたか)
第3章 学問の環境と諸問題(フランス近代詩と学問―「ボードレール研究」の確立を例に;日本発沖縄経由アジア行の視点―海域アジア史の視点をめぐる断章;近代経済学とマルクス経済学―我が国経済学界における受容と対立の歴史;日本の美術史学の展開過程とその特徴―一九一〇〜五〇年代の学術研究化;「文化情報資源」をいかに活用していくか―博物館・図書館・文書館が連携し合う時代の学術情報流通;学問領域と研究費―日本中世文学という辺境からの覚書)
近代学問の歴史的変遷を起源・基底から捉えなおすことで、「近代」以降という時間の中で形成された学問のフィルター/バイアスを顕在化させ、われわれをめぐる「知」の環境を明らかにする。