文学史としての源氏物語

武蔵野書院
廣田收　

• 価格: 12,100円（本体11,000円＋税）
• 発行年月: 2014年09月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784838602766

内容情報

[BOOKデータベースより]

序章　日本物語文学史の方法論―風巻景次郎氏に導かれて
第１章　『源氏物語』の内裏と都（大内裏と内裏の文学空間；花の景としての都―須磨・明石巻を中心に；『源氏物語』「先帝四宮」考）
第２章　『源氏物語』の叙述と様式（『源氏物語』「垣間見」再考；『源氏物語』「垣間見」追考；『源氏物語』伝承と様式―花散里巻をめぐって）
第３章　『源氏物語』の表現と構造（『源氏物語』の二重構造―表層の犯しと深層の皇位継承争いと；『源氏物語』の場面構成と表現方法―末摘花巻を例として；『源氏物語』における風景史―景物から原風景へ）
結章　文学史としての『源氏物語』―浮舟の贖罪と救済