- グッドワークス!
-
Good works!
東洋経済新報社
フィリップ・コトラー デビッド・ヘッセキエル ナンシー・リー ハーバード社会起業大会スタディプログラム研究会- 価格
- 2,420円(本体2,200円+税)
- 発行年月
- 2014年09月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784492557518
[BOOKデータベースより]
第1部 イントロダクション(善意だけではうまくいかない:マーケティングや企業の社会的取組みの明暗を分けるのは何か;善いことを行って良い業績を上げる6つの社会的取組み)
第2部 マーケット主導の取組み:売上げの拡大と顧客の関与(コーズ・プロモーション:善意のコーズの下に消費者があなたの会社の活動に参加するよう働きかける;コーズ・リレイティッド・マーケティング:製品売上げと消費行動に基づいてコーズに寄与する;企業のソーシャル・マーケティング:行動変化を促すキャンペーン活動)
第3部 企業主導の取組み:企業の価値と目的を表現し発展させる(企業の社会貢献活動:コーズに対して直接的な寄付をする;地域ボランティア:時間と能力を提供する従業員;社会的責任のある事業の実践:事業行為から社会的成果の達成へ)
第4部 攻めと守り(攻め:軽減すべき社会的課題を選ぶ;攻め:コーズを支援する社会的取組みを選ぶ;攻め:社会的取組みプログラムの策定;攻め:社会的取組みの評価方法;最善策のまとめ;完全な善い行いは存在しない;皮肉と批判を乗り越える)
第5部 非営利団体と公的セクターへ(社会的取組みに企業から資金援助や支援を獲得するためのマーケティング・アプローチ:10の提案)
コトラーの提案する、「よい仕事」のバイブル。「善いことをして良い業績を残す」ために必要なノウハウとヒントのすべてを紹介。「イントロダクション」「企業主導の取組み」など5部で構成。
「善いことを行いながらも、企業として業績を伸ばすにはどうするか?」・・・・・企業の中で企業の社会的責任に直接・間接に携わる人たち(コミュニティ・リレーションズ部門、CSR部門、広報部門、環境保全部門、マーケティング部門、製造部門等)や、広告会社やPR会社にいて彼らにアドバイスをしなければならない人は、この「業績か、社会的によい仕事か」というジレンマに日々直面している。
また、すでにこの経済的な利益と社会的利益を同時に生み出すという絶妙なバランスを必要とするプログラムに実際に着手している人も、どのような社会的課題を選ぶか、どのパートナーと組むか、社内でそのアイデアをどう売り込み、どのようにして現実的に成果を出し続けていくかについて、頭を悩ませているかもしれない。
NPOや公的セクターにいて、社会的使命の実現のために働いている人々も、企業支援やパートナーの模索に日々悪戦苦闘しているだろう。そもそも企業がどんなニーズやウォンツを持っているかを知らなければ、どんな企業にアプローチすべきか、どんなアプローチが有効なのかはわからない。
本書は、こういった悩みに日々直面している人々すべてに対して、わかりやすい考え方の基礎を示すとともに、明日からでもすぐ使える実践的なアドバイスと膨大なる実例という有用なヒントを提示するハンドブックである。
本書を読むことで、「善いことをして良い業績を残すこと」は、単なるキャッチフレーズではなく、実際に達成可能だということがわかる。本書のヒントや失敗の分析を参考にすれば、今すぐにでも自分たちの企業にあった社会的な課題を選ぶことができ、最高のパートナーを探すことができ、最高の結果をもたらす最も効果的な取組みができるようになる・・・利益と社会的なよい仕事を同時に達成する、究極のwin-win関係を築けるようになる。
本書は、よい仕事をしようとするすべての人のための「バイブル」なのである!