[BOOKデータベースより]
経済システムの歴史的進化経路は宗教に依存する(から独立ではない)。日本人の叡智が生んだ日本経済システムの特徴はどのような社会的文化的な条件のもとに成立したのか。マックス・ウェーバーを拡張したモデルにより宗教の変化とその経済行動へのインパクトを分析する。
序章 日本経済システムの探求
第1章 経済行動と宗教はどうとらえられてきたか
第2章 宗教の変化―日英比較
第3章 宗教の変化と経済社会システム―イギリス
第4章 宗教の変化と経済社会システム―日本
第5章 家族の構造の日英比較史
第6章 市場経済化と村落共同体―日本とイギリス
終章 宗教の変化と日本経済システム
経済行動は宗教でここまで変わるのか。日本経済の特質が、どのような社会的文化的な条件の下に成立したかについて分析。日本人の叡智が生んだ日本経済システムの特徴をプロテスタンティズムとの比較から解き明かす。
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価格:4,950円(本体4,500円+税)
【2017年08月発売】
日本の経済システムには欧米のシステムとは必ずしも同一でない特質があるとされる。例えば、個人でなくグループ行動に頼る傾向が強い、「ものづくり」に比較優位がある、人的資本が重視される、等々である。こうした日本経済の特質が、どのような社会的文化的な条件の下に成立したかについて、本書は宗教の変化とその経済行動へのインパクトから分析する。