[BOOKデータベースより]
知ってる?「夜の本だな」のヒミツ。さがし絵もた〜っぷり!
[日販商品データベースより]挿絵たちにとって、夜は遠慮なく遊べる楽しい時間。動物図鑑の「りす」が、木の実を探して植物図鑑に遊びに行ったり、「桃太郎」が強い仲間をほかの昔話の絵本に探しに行ったり、てんやわんや。そんな挿絵たちを見張っているのが、犬張子の「こたろう」なのですが、思わずうとうとしてしまい……。なんと、気づいた時には、ほかの本から帰ってこない迷子の挿絵たちが大量に! 朝までに元の本に戻さなくちゃ!
本作は、第34回講談社絵本新人賞佳作を受賞した澤野秋文氏の第二作です。2013年に刊行されたデビュー作『それなら いい いえ ありますよ』は、緻密で鮮やかなイラストと、昔話のような教訓が入った見事なストーリーが好評を博し、第6回MOE絵本屋さん大賞新人賞5位を受賞、4刷まで版を重ねています。澤野氏の作品の魅力はなんといっても、その「卓越した画力」にあります。細部まで緻密に描き込まれたタッチ、映画のようにダイナミックな視点で描かれた構図など、見ごたえのある画風が特徴です。
本作は、その澤野氏の絵の魅力が存分につまった一冊。みんなが寝静まってからの「夜の本棚」が舞台です。実は、夜中の本棚では、本の中の挿絵たちが飛び出して大騒ぎだった……というところからお話は始まります。挿絵たちにとって、夜は遠慮なく遊べる楽しい時間。動物図鑑の「りす」が、木の実を探して植物図鑑に遊びに行ったり、「桃太郎」が強い仲間をほかの昔話の絵本に探しに行ったりと、てんやわんや。そんな挿絵たちを見張っているのが、犬張子の「こたろう」なのですが、連日大忙しのこたろうは、思わずうとうとしてしまい……。なんと、気づいた時には、ほかの本から帰ってこない迷子の挿絵たちが大量に! 朝までに元の本に戻さなくちゃ!
今回は、おはなし仕立てで探し絵も楽しめる、澤野氏ならではの会心の一作。意外なところに意外なキャラクターが隠れていて、読みごたえも抜群です。
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あなたの本棚には、どんな本が並んでますか。昔話?伝記?怪談話?図鑑?それとも侍や忍者の物語?いろんなジャンルの本がきっと仲良く本棚に収まっていることでしょう。でも、みなさんはご存知でしたか。実は、真夜中の本棚ではとんでもないことがおきているのです!誰もが寝静まった暗闇の中、よく目をこらしてご覧ください。本の中で身を潜めていた挿絵の動物たちやお伽話の主人公たち、忍者や龍やら福の神など、みんな自分の絵本から飛び出してきて、あっちゃこっちゃへ渡り歩いてそりゃもうてんやわんや。たいへんー!!大丈夫なのかって?心配には及びません。それもそのはず本の見張り番、犬張子の「こたろう」がちゃんと見守っていますから。ところが・・・これはいけない。なんとこたろうがうとうと居眠り。時間がとうにすぎてしまいました。目が覚めたこたろうは、あわててみんなを元の本に戻るよう指示をだしたのですが、あまりにも急いでいたので、何人かは間違った本に戻ってしまったみたいなのです?!「こたろうさん、りすが かえらんのですわ」「りくのいきもの」図鑑から、くまが心配そうにいうのです。これは一大事!こたろうの必死の捜索がはじまります。そして今度は桃太郎がいないという話まで。さあ、こたろうは朝がくるまでに本棚をいつもどおりに戻すことができるのでしょうか。「それなら いい いえ ありますよ」で、第34回講談社絵本新人賞佳作受賞された澤野秋文さんの二作目の絵本です。1作目に引き続き、懐かしい和の趣を感じる作風にときめきます。今回のみどころはなんといっても、それぞれ間違った図鑑や絵本に戻ってしまった動物や主人公たちを見つける探し絵のページ。緻密に描きこまれた絵本の中の本のページには、生き生きとした遊び心がこれでもかってほどギッシリ満載なのです。「りす」が紛れ込んでしまった「植物図鑑」をみてみると、植物の名称にまぎれて「まめしば」「まんぼう」「きぐるみ」「びっくり」など「りす」を探してしまうのも忘れてしまうほど、愉快な絵言葉がたくさん並んでいます。どのページも隅々まで有名な物語の登場人物が何かをしていますから、子ども達がページの端々まで食い入るように夢中に見る様子が目に浮かびます。真夜中にこんな楽しいことが待っているなら、ちょっとのぞいてみたくなりますね。本棚の中に並んでいた澤野さんの1作目の作品から猫のちゃまるも顔をだしてるかもしれません。本の中で見つけてくださいね。
(絵本ナビ編集部 富田直美)
じつはよるのほんだなは・・なんて書かれると、ちょっと怖そうだ
なあ、なんて思っていたのですが(特に娘が。笑)、怖い物語では
全くなく。とっても楽しい物語でした。
夜は、こんな風にそれぞれの本の中から、さしえのどうぶつたちなどが
とびだしておおさわぎをするのかもしれませんね。
物語がぎっしりでおもしろかったー。別の絵本の中に入ってしまった
どうぶつや、ももたろうなどを探すのも楽しかったです。
りすがかくれてしまった「いろいろなみ」が載ったページなどは
くわのみ、つばきのみ、とちのみ、と続いて次には「ごみ」が載って
いたり(笑)。かきの次には「わるがき」が載っていたり(笑)。
ももたろうはきんたろうの絵本の中にいたのですが、その理由が
「せっかく つよい やつがなかまになりそうだったのに!」
なんてことだったり。
みはりやくの、いぬはりこのこたろうも、ちょっとおまぬけで
キュートでかわいかったです♪(ぽこさんママさん 40代・長野県 女の子7歳)
【情報提供・絵本ナビ】