[BOOKデータベースより]
日本映画界最大にして最後の巨匠・宮崎駿。毎作100億円を超える興行収入を弾き出す未曾有のヒットメーカーにして世界中のクリエイター・観客から尊敬を集めるアーティストでもあるという、映画作家として理想の立場を維持しつづけられたのはなぜなのか。稀代の天才の創造の秘密を、不遇といわれる初期から「引退宣言」にいたる晩年まで、時代と作品の変遷に沿って考察する。「夢」と「呪い」を重要なキーワードとして、宮崎作品のダイナミズムと快楽を詳細かつ大胆に読み解き、新たな視点を創出する、ジブリファン、映画ファン必読の画期的な一冊。
第1章 宮崎駿作品の商品価値とその背景―「生まれてきてよかったんだよ」
第2章 「夢」と「現実」との境目―「夢だけど、夢じゃなかった」
第3章 共存の可能性を求めて―「だが、共に生きることはできる」
第4章 働くことの対価と代償―「女はいいぞ。よく働くし、粘り強いし」
第5章 動くことへの渇望―「この世界にあるものは、みんな動いています」
第6章 大団円―「地の果てまで旅に出るんだ」
宮崎駿の作品はどのように日本社会に受け入れられるようになったのか。時代の変遷と作品の受容のされ方の変化を追う。「夢」と「呪い」を重要なキーワードとして、宮崎作品のダイナミズムと快楽を大胆に読み解く。






















宮崎駿の作品はどのように日本社会に受け入れられるようになったのか。時代の変遷と作品の受容のされ方の変化を追う。