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[BOOKデータベースより]
本書は、水野忠精を題材とした老中の情報収集を軸に、同時代の他の事例も交えて、幕末期の老中による政治情報収集の実態とその情報内容、さらにはこれらの扱われ方を実証的に分析することで、基本的な老中の情報収集ルートの枠組を明らかにする。悪戦苦闘と挫折をくり返しながらも国政を支え続け、結果的には敗者となった水野忠精ら幕閣の政治活動にも、明治新政府樹立への踏み台としての役割を認め、一定の歴史的評価を与えた。
序章 言葉としての「情報」と「風聞」「風説」
第1章 老中と情報に関わる諸問題
第2章 島津久光卒兵上京・江戸出府に関わる情報収集
第3章 将軍家茂上洛をめぐる情報収集
第4章 攘夷・鎖港問題をめぐる情報収集
第5章 元治の庶政委任と老中の往復書翰
第6章 禁門の変に関わる情報収集
第7章 長州藩・天狗党・外交問題に直面する幕閣と情報
第8章 水野忠精老中罷免をめぐる諸問題
第9章 彦根・土浦両藩とオランダ風説書
終章―まとめにかえて