山本周五郎長篇小説全集 第１６巻

明和絵暦　

新潮社
山本周五郎　

• 価格: 1,870円（本体1,700円＋税）
• 発行年月: 2014年06月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784106440564

内容情報

[BOOKデータベースより]

江戸時代中期、徳川政権の盤石を割って王政復古を唱える尊王思想の先駆者・山県大弐。上野の国小幡藩では、大弐の教えを信奉する一派と、それに反対する改革派が一触即発の危機を迎えていた。決起をはかる江戸家老の命を受け、秘かに長崎に向う百三九馬に、幕府と藩の追手が迫る。一方、大弐にも、幕府は周到な計略をしかけていた…。山県大弐曰く、「天に二日なく民に二王なし―。実にただ、尊王の志を万民のうちに喚起せん」身命を賭して信じる道を突きすすむ男と女―。剣戟あり、悲恋あり、権謀術数うずまく痛快歴史活劇！脚注で楽しむ、新しい周五郎。

[日販商品データベースより]

気高く、懸命に生きる人々の姿を描く山本周五郎の長篇・中篇小説２７作品を網羅。全作品に物語をより深く味わうための画期的注釈を付す。巻末には主要登場人物一覧などを掲載。本巻は、「明和絵暦」を収録。