- わが戦後俳句史
-
- 価格
- 1,144円(本体1,040円+税)
- 発行年月
- 1985年12月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784004203223
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[BOOKデータベースより]
「朝はじまる海へ突込む鴎の死」―銀行勤めをしながら俳句専念の人生を生きるべく肚をくくったときにできた句。眼前の神戸港の光景に珊瑚の海で果てた零戦搭乗員の姿が重なる。前衛俳句運動の旗手として戦後の俳壇に一大旋風をまきおこし、今も第一線で活躍する著者が、敗戦を出発点として、独自の詩的世界をつくり上げていく過程を語る。
序章 トラック島にて(八月十五日の朝焼け;楸邨と草田男と;「船酔い」のあと)
1章 最初の冬(帰還;秩父にて;堀徹のこと;焼跡の街へ;原子公平のこと;欅のある家;草田男の「手紙」;秩父谷の俳人たち;句会の雰囲気)
2章 三年間(一)(復職;二月一日の日本銀行;分裂のとき;小さなクーデター;浦和への来訪者)
3章 三年間(二)(私小説と俳句;歌俳への風当り;俳壇的人間依存症;俳句のリアリズム;詩と詩でないものの間;転機への予感;レッド・パージ)
4章 三都十年(福島にて;前衛の息吹―神戸にて(一);俳句と社会性―神戸にて(二);朝はじまる―神戸にて(三);長崎にて;東京へ)