- 荘子 下
-
全訳注
講談社学術文庫 2238
- 価格
- 3,520円(本体3,200円+税)
- 発行年月
- 2014年06月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062922388
[BOOKデータベースより]
戦国後期〜前漢の約二百年間、多数の道家系の思想家たちが書き継いでなった『荘子』。内篇・外篇・雑篇を同等に扱い、各篇・各章の内容を正確に読解・分析する。天地の根源にある「道」をめぐる古代中国思想の真髄の書は、読者を超俗の思想世界に遊ぶ悦楽へ誘う。達意の「現代語訳」に、「総説」「読み下し」「原文」「注釈」「解説」を付した決定版で読む。
(外篇)(達生・第十九;山木・第二十;田子方・第二十一;知北遊・第二十二)
雑篇(庚桑楚・第二十三;徐无鬼・第二十四;則陽・第二十五;外物・第二十六;寓言・第二十七;譲王・第二十八;盗跖・第二十九;説剣・第三十;漁父・第三十一;列御寇・第三十二;天下・第三十三)
「胡蝶の夢」「朝三暮四」「知魚楽」「万物斉同」「庖丁解牛」「寿(いのちなが)ければ則ち辱多し」「無用の用」などがよく知られているが、それだけではない、西洋哲学を凌駕する深い哲学・思想がある。最重要である「道」が「一」であり、また結局は「無」であり、人間には決して把えられないものであるという根本テーゼを定立した。宇宙論、生き方、処世、芸事まで、幅広い哲学を展開した、汲めども尽きぬ名著。
『荘子』は現在三十三篇本として確立しています。、内篇のみが荘子の自著であり、外篇・雑篇は荘子の弟子・後輩あるいは亜流の作であり、内篇は成立が最も早く価値も最も高く、外篇は成立がやや新しく価値も低くなり、雑篇ともなれば成立が最も新しく価値も最も低いというのが通説です。
しかし、内篇・外篇・雑篇は荘子によるものではないが、訳注者はその内容はどれも興味深いものであるとの立場をとります。
『荘子』には、よく知られた「胡蝶の夢」「朝三暮四」「知魚楽」「万物斉同」「庖丁解牛」「寿(いのちなが)ければ則ち辱多し」「無用の用」などがありますが、西洋哲学を超えるような大変に深い哲学・思想をふくんでいます。
「斉物論」は、中国古代の道家にとって最重要である「道」が「一」であり、また結局は「無」であり、人間の知恵によっては決して把えられない何ものかであるという根本テーゼを始めて定立しました。
宇宙論から人間の生き方、処世から芸事まで、幅広い哲学を展開した、汲めども尽きぬ面白さをもった『荘子』を全編、【総説】【読み下し】【現代語訳】【原文】【注釈】【解説】を付し、達意の訳文と丁寧な解説で読み解いていきます。
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「斉物論」は、中国古代の道家にとって最重要である「道」が「一」であり、また結局は「無」であり、人間の知恵によっては決して把えられない何ものかであるという根本テーゼを始めて定立しました。
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