- プラグマティズムの帰結
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ちくま学芸文庫 ロ9ー1
Consequences of pragmatism.筑摩書房
リチャード・ローティ 室井尚 吉岡洋 加藤哲弘 浜日出夫 庁茂- 価格
- 1,870円(本体1,700円+税)
- 発行年月
- 2014年06月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784480096135
[BOOKデータベースより]
知識の確実な基盤を設立すべく、実在と認識との対応(=真理)を飽くことなく求めたデカルト、カント。近代西洋哲学の底に流れるそうした認識論的欲求を脱構築し、新たな知の形を模索したハイデガー、ウィトゲンシュタイン、そしてデューイ。これら二つの勢力の相克こそが「哲学」であると考えるローティは、後者になお残存する「認識論的」衝動からも解放される「ポスト“哲学”」時代を予告した。それでは哲学にはいま何ができるのか?「真理」とは何でありうるのか?本書では主著『哲学と自然の鏡』刊行後に巻き起こった激論に応答しつつ、さらなる問いへと挑む。
プラグマティズムと哲学
たとえ世界を失っても
哲学を純粋に保つこと―ウィトゲンシュタイン試論
伝統を超えること―ハイデガーとデューイ
職業化した哲学と超越論主義文化
デューイの形而上学
エクリチュールとしての哲学―デリダ試論
虚構的言説の問題なんてあるのだろうか?
一九世紀の観念論と二〇世紀のテクスト主義
プラグマティズム・相対主義・非合理主義
カヴェルと懐疑論
方法・社会科学・社会的希望
今日のアメリカ哲学
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真理への到達という二元論的欲求と、その呪縛からの脱却を模索した分析哲学の系譜。この相克の歴史を超えて、哲学は今何でありうるのか? 鋭く迫る!