この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 世界は「見えない境界線」でできている
-
価格:2,420円(本体2,200円+税)
【2024年06月発売】
- 動物考古学論
-
価格:11,000円(本体10,000円+税)
【2021年06月発売】
- 海洋考古学入門
-
価格:3,520円(本体3,200円+税)
【2018年05月発売】
























[BOOKデータベースより]
古典文献学者アウグスト・ベーク(1785‐1867)は1809年から65年までの56年間にわたり、主にベルリン大学で文献学のエンツィクロペディーの講義を行った。文献学的学問体系を詳述した講義ノートが死後に出版され、本書ではその総論的な部分を中心に訳出した。ベークが遂行した“認識されたものの認識”としての古典文献学は、言語的モデルから歴史的モデルへの転換を意味し、人間と世界への歴史性に対する深い洞察に根ざしている。人文学研究者の基本文献であるとともに、村岡典嗣の日本思想史研究の方法論に決定的な影響を与えたものとして思想史研究者の必読文献となろう。
序論(文献学の理念、またはその概念、範囲、最高目的;とくに文献学に関連してのエンツィクロペディーの概念;文献学的学問のエンツィクロペディーについての従来の試み ほか)
[日販商品データベースより]第1主要部 文献学的諸学問の形式的理論
第1部 解釈学の理論(文法的解釈;歴史的解釈;個人的解釈 ほか)
第2部 批判の理論(文法的批判;歴史的批判;個人的批判 ほか)
本書は中期と後期の東方教父を代表するニュッサのグレゴリオス(335頃-394)と証聖者マクシモス(580頃-662)による6つの古典作品と初期の修道者の記録『砂漠の師父の言葉』から主要部分を編集,東方教父と東方キリスト教の伝統を紹介する詞華集である。
東方・ギリシア教父と西方・ラテン教父の伝統は,2世紀から8世紀半ばにわたり,ヘブライ・キリスト教が古代ギリシア思想を受容,超克することにより形成され,ヨーロッパ世界の源泉となった。
東方教父にあっては,修道と学問が渾然一体のものとして営まれ,神ヤハウェの本質は不可知で超越そのものであり,ただ万物に及ぶ神の働きエネルゲイアを通して経験され知られるに過ぎない。この本質と働きとの峻別こそ,東方キリスト教の特徴である。神を語る神学と知恵を愛する哲学は一つのものであった。
「イエス・キリストとは,いかなる存在か」という教父たちの問いは,われわれにとっても「人間とは何か,人々の真の交わり・愛とは何か」の問いへと連なる切実な事態である。読者は珠玉の言葉を通して,自己を超えて善き存在へと変容していくアレテー(徳)の可能性と人間の真実の意味を見出すに違いない。