- 荘子 上
-
全訳注
講談社学術文庫 2237
- 価格
- 3,300円(本体3,000円+税)
- 発行年月
- 2014年05月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062922371
[BOOKデータベースより]
宇宙論、人生哲学、政治思想、技術論…。汲めども尽きぬ深い知恵!“総説”“読み下し”“現代語訳”“原文”“注釈”“解説”を付した決定版!
内篇(逍遙遊―第一;斉物論―第二;養生主―第三;人間世―第四;徳充符―第五;大宗師―第六;応帝王―第七)
外篇(駢拇―第八;馬蹄―第九;〓(きょ)篋―第十;在宥―第十一;天地―第十二;天道―第十三;天運―第十四;刻意―第十五;繕生―第十六;秋水―第十七;至楽―第十八)
「胡蝶の夢」「朝三暮四」「知魚楽」「万物斉同」「庖丁解牛」「寿(いのちなが)ければ則ち辱多し」「無用の用」などがよく知られているが、それだけではない、西洋哲学を凌駕する深い哲学・思想がある。最重要である「道」が「一」であり、また結局は「無」であり、人間には決して把えられないものであるという根本テーゼを定立した。宇宙論、生き方、処世、芸事まで、幅広い哲学を展開した、汲めども尽きぬ名著。
『荘子』は現在三十三篇本として確立しています。、内篇のみが荘子の自著であり、外篇・雑篇は荘子の弟子・後輩あるいは亜流の作であり、内篇は成立が最も早く価値も最も高く、外篇は成立がやや新しく価値も低くなり、雑篇ともなれば成立が最も新しく価値も最も低いというのが通説です。
しかし、内篇・外篇・雑篇はすべてが荘子によるものではないが、訳注者はどの内容も興味深いものであるとの立場をとります。
『荘子』には、よく知られた「胡蝶の夢」「朝三暮四」「知魚楽」「万物斉同」「庖丁解牛」「寿(いのちなが)ければ則ち辱多し」「無用の用」などがありますが、西洋哲学を超えるような大変に深い哲学・思想をふくんでいます。
「斉物論」は、中国古代の道家にとって最重要である「道」が「一」であり、また結局は「無」であり、人間の知恵によっては決して把えられない何ものかであるという根本テーゼを始めて定立しました。
宇宙論から人間の生き方、処世から芸事まで、幅広い哲学を展開した、汲めども尽きぬ面白さをもった『荘子』を全編、【総説】【読み下し】【現代語訳】【原文】【注釈】【解説】を付し、達意の訳文と丁寧な解説で読み解いていきます。
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しかし、訳注者は内篇・外篇・雑篇は荘子によるものであり、その内容は興味深いものであるとの立場をとります。
『荘子』には、よく知られた「胡蝶の夢」「朝三暮四」「知魚楽」「万物斉同」「庖丁解牛」「寿(いのちなが)ければ則ち辱多し」「無用の用」などがありますが、西洋哲学を超えるような大変に深い哲学・思想をふくんでいます。
「斉物論」は、中国古代の道家にとって最重要である「道」が「一」であり、また結局は「無」であり、人間の知恵によっては決して把えられない何ものかであるという根本テーゼを始めて定立しました。
宇宙論から人間の生き方、処世から芸事まで、幅広い哲学を展開した、汲めども尽きぬ面白さをもった『荘子』を全編、【総説】【読み下し】【現代語訳】【原文】【注釈】【解説】を付し、達意の訳文と丁寧な解説で読み解いていきます。