[BOOKデータベースより]
テヘラン会談で、「ドイツが降伏した後、ソ連は対日参戦する」という機密を入手した日本人がいた。その男の名は、梅田良忠。ポーランド語をはじめとする外国語の達人である彼は、ある時は外交官として大物と渡り合い、またある時は特派員記者として戦地からリポートを送った。誰もが振り返るような美女を連れ、バイオリンを弾き、詩をものした男は、なぜ日本人でありながら、ポーランド人として死ぬことを願ったのか―。第二次大戦下の欧州で、インテリジェンスの世界に身を投じた男の波瀾に満ちた生涯。
謎の人物
若き禅僧の旅立ち
ポーランドに溶け込んだ日本人
ブルガリア公使館付の広報官
「単なるスパイ」
ウメダを監視下に置け
クルロバという女
グループB―ソフィアのポーランド人地下組織
特派員としての苦渋―記者として1
テヘラン会談―記者として2
錯綜する人脈
プロメテウス同盟
地下ポーランド情報機関と日本の協力
失意の帰国、そして敗戦
再生と死と
国境を越えた「連帯」
ヤルタ会談以前にソ連参戦の情報を入手した男がいた。公使館員、特派員としても活躍した男はスパイなのか…。第二次大戦下の欧州。情報戦の渦中にあって、両陣営からマークされた日本人の実像に迫る。
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ヤルタ会談以前にソ連参戦の情報を入手した男がいた。男は果たしてスパイなのか。ポーランドを愛し生涯を捧げた男の数奇な生涯。