- 道徳感情論
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Nikkei BP classics
The theory of moral sentiments.日経BP 日経BPマーケティング
アダム・スミス 村井章子 北川知子- 価格
- 3,520円(本体3,200円+税)
- 発行年月
- 2014年04月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784822250003
[BOOKデータベースより]
『国富論』に先立って「経済学の父」が構想した「共感」原理に基づく道徳哲学の全貌。
第1部 行為の適否について
第2部 価値と害悪、すなわち報いる対象と罰する対象について
第3部 自分自身の感情と行動に関する判断の根拠について、および義務感について
第4部 効用が是認の感情におよぼす影響について
第5部 慣習と流行が是認の可否の感情におよぼす影響について
第6部 徳の性格について
第7部 道徳哲学の学説について
「国富論」に先立って、「経済学の父が」構想した「共感」原理に基づく道徳哲学の全貌。リーマン・ショック後の世界的な経済危機を経て、新しい資本主義を考える際の必読書。
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【2016年09月発売】
本書は、『国富論』と並ぶアダム・スミスの主著で、スミスの名声を確立したグラスゴー大学での道徳哲学の講義録。
スミスといえば、「神の見えざる手」という表現で利己主義の肯定、市場メカニズムの賛美者と思われがちだが、実際は感情を重視し、物事は感情で動くことを理論化した。特に、堂目・大阪大学教授の『アダム・スミス』(中公新書)が明らかにしたように、他者への「共感」を人間行動の根底に置き、胸中に「中立的な第三者」を想定して善悪の判断を下すという独自の道徳科学を展開した『道徳感情論』に着目する研究が増えている。
『国富論』の延長線上にある弱肉強食の資本主義に代わる、新しい資本主義を考える上で必読の書といえる。
ノーべル賞経済学者のマアルティア・センの解説が序文として冒頭に置かれている。
『道徳感情論』は、長らく唯一のもので、訳のひどさで有名だった岩波文庫水田洋訳と2013年に刊行された講談社学術文庫版の新訳があるが、村井・北川訳はそれらのレベルを大きく超えた画期的な訳となっている。