- 木材・石炭・シェールガス
-
文明史が語るエネルギーの未来
PHP新書 922
- 価格
- 858円(本体780円+税)
- 発行年月
- 2014年05月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784569817972
[BOOKデータベースより]
グリーンエネルギー幻想を一刀両断、歴史と原理に基づきエネルギーの現実を語り、シェールガスや新技術が変える未来を見通す。
第1章 「エネルギー反革命」の時代
第2章 再生可能エネルギーの世界史
第3章 第一の反革命―再生可能エネルギーは環境に悪い
第4章 第二の反革命―シェールガス革命
第5章 第三の反革命―「石油の世紀」の終焉
第6章 エコという迷宮
第7章 エネルギーの将来
養老孟司氏も納得! 「昔も今も、再生可能エネルギーが環境破壊を進めることがよくわかる」▼幕末の時代、日本の国土のなんと4分の1近くが、完全な裸地か荒れ地であったと推測される。薪(たきぎ)や炭焼きなどのために木を伐り尽くしてしまったためだ。西欧では木材の利用により原生林がすべて消滅した。森林という再生可能エネルギーの過度の利用が、大規模な環境破壊をもたらしたのである。▼現在のCO2負荷が少ない太陽光発電なども、フローの太陽光エネルギーを利用するという点では薪炭の利用と共通しており、化石燃料に比べエネルギー効率が非常に低い。ゆえに生態系に大きな影響を及ぼす大規模な開発が必要条件となる。そもそも、地球温暖化の原因がCO2ではないという信憑性が高い学説もある――。▼歴史と原理に基づきエネルギーの現実を語り、シェールガスや新技術が変える未来を見通す。▼<本書の内容>◆崩壊したヨーロッパの「木の文明」/◆水車が産業革命の先駆/◆知られざる風力発電史/◆ヒート・アイランド現象を促進させる太陽光発電/◆シェールガスが国際政治に与える影響/◆再生可能エネルギーよりも二酸化炭素削減効果が高い、化石燃料利用技術の革新/◆なぜ「石油の世紀」は終わったのか/◆電気自動車が主流になる可能性は非常に低い/◆全球観測では温暖化現象は止まっている/◆本当のグリーン・エネルギー――間伐材と廃棄物利用の効用◆日本のベストミックス・シミュレーション
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歴史をひもとき、エネルギーの原理を考えれば、再生可能エネルギーが環境に悪いのは明らか。文明史からエネルギーの未来を読み解く。