[BOOKデータベースより]
雑誌「論壇」史が照らしだす、戦後日本の輿論と空気。豊かな中間文化を支えた“戦後論壇”の変容と、その舞台たる「総合(綜合)雑誌」の栄枯盛衰に光を当てる、初めての本格的研究。関連年表付。
第1部 論壇のフォーマット(『中央公論』―誌運の法則;『文藝春秋』―卒業しない国民雑誌;『世界』―戦後平和主義のメートル原器)
第2部 論壇のアキレス腱(『婦人公論』―お茶の間論壇の誕生;『暮しの手帖』―山の手知識人の覇権;『朝日ジャーナル』―桜色の若者論壇誌;『ニューズウィーク日本版』―論壇は国際化の夢を見る)
第3部 論壇のフロンティア(『諸君!』―革新幻想への解毒剤;『流動』―新左翼系総会屋雑誌と対抗的言論空間;『放送朝日』―戦後京都学派とテレビ論壇;「ネット論壇」―論壇のデジタル化とインターネット)
昭和期以降、日本独自の言論空間として機能した論壇を、総合雑誌を題材にして論じる社会学論集。『文藝春秋』や『世界』など、論壇の時間軸と空間軸の広がりに絶妙に迫る雑誌10誌+ネットをセレクト。
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価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2018年10月発売】
昭和期以降、日本独自の言論空間として機能した論壇。その論壇の舞台であった、いわゆる綜合(綜合)雑誌を題材に、戦後民主主義を支えてきた中間文化界の形成・実相・変遷を論じる、ありそうでなかった社会学論集。『文藝春秋』や『世界』『婦人公論』『暮しの手帖』『流動』『放送朝日』など、論壇の時間軸と空間軸の広がりに絶妙に迫る雑誌10誌(+ネット)をセレクト。論壇の崩壊が叫ばれて以降初めて成る、本格的論壇研究。