- JunCture 第5号
-
超域的日本文化研究
特集:日本/アジア/日本
名古屋大学大学院文学研究科附属「アジアの中の日本文化」研究センター 笠間書院
- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2014年03月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784305002952
[BOOKデータベースより]
特集 日本/アジア/日本(東宝・キャセイの「香港三部作」とアメリカの影;境界面としての倭館―『通譯酬酌』の「風儀之部」・「酒禮之部」・「飲食之部」を中心に;梅荘顕常と朝鮮)
研究論文(夏目漱石とチャールズ・サンダース・パース―暗示の法則とは何か;金達寿「八・一五以後」における「異郷」の空間表象;戦時下の映画脚本の懸賞と動員―第1回「国民映画脚本募集」と小糸のぶをめぐって;彩られた空間―田村俊子「生血」の視覚世界;川端康成と綴方―戦時中の帝国主義とつながる回路;「市民」と映画のネットワーク―3.11後の原発をめぐる社会運動の中で;モダニズムのなかの“和歌歌曲”―山田耕筰、ストラヴィンスキーそのほか)
レヴュー(記憶とは時間という織物にできた皺である。『フィオナ・タン|エリプシス』展 金沢21世紀美術館;辺境からFrontierへ―The Frontier Within:Essays by Abe Kobo書評;メディアミックスの理論と歴史―マーク・スタインバーグ『アニメのメディアミックス‐フランチャイズ化する日本のおもちゃとキャラクター』書評;「フランス国立クリュニー中世美術館所蔵 貴婦人と一角獣展」を観て;「自分史」:新しい時代の幕開け―「自分史フェスティバル2013」江戸東京博物館、2013年8月7日;退屈な「大海原」の岸辺で―幸村真佐男“People Gazine”と「大幸村展プロジェクト」)
名古屋大学日本近現代文化研究センターが刊行する機関誌、『JunCture(ジャンクチャー) 超域的日本文化研究』第5号。[※JunCtureというタイトルには、日本文化を、学際的かつ国際的な研究課題の結節点(juncture)として捉えようという意味合いが込められています。]
学問のグローバル化という現代的な課題に対応するために、何をどう発信していくのか。一国主義的・自国中心的な意識や方法をいかに克服していくか。それらに具体的に取り組んでいく、実践の書です。
第5号の特集は「日本/アジア/日本」です。
「国境」とは何か。前近代に国境はなく、統一的な権力による人為的な線引きが、人々の自由を封じ込め、近代の「国民国家」を準備してきたと理解されてきた。がしかし、虚心にそれを眺めると、「国境未満」の境界線を前近代に見いだすことも出来るし、近代以後につながり/つながらない「日本」の存在が指摘できそうである。
本書は「アジア」を介して「日本」を眺め返していく。近隣の異域・異国から出発し、さらにその先へ思考の幅を広げていこうと試みる。
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