- 野蛮と啓蒙
-
経済思想史からの接近
京都大学学術出版会
田中秀夫
- 価格
- 9,020円(本体8,200円+税)
- 発行年月
- 2014年03月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784876984787

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[BOOKデータベースより]
社会に文明化をもたらす啓蒙という知性の働きは、なおも野蛮や暴力に直面し、克服できないのが現実である。経済学は、豊かで幸福な生活をいかにすれば実現できるのかという問題に、どのように取り組んできたのか。
第1部 ヨーロッパの初期啓蒙(バロック期スペインから啓蒙へ―服従と抵抗;マリアナの貨幣論―貨幣を操作する暴君は王にあらず;一七世紀イングランドのトレイド論争―オランダへの嫉妬、憧れ、警戒;重商主義にみる野蛮と啓蒙―「帝国」の政治経済学;スコットランドの文明化と野蛮―平定から啓蒙へ)
第2部 盛期啓蒙―大ブリテン(D.ロッホのスコットランド産業振興論にみる無知と啓蒙;オークニー諸島の野蛮と啓蒙―改良と抵抗のはざまで;アダム・スミスの文明社会論―啓蒙と野蛮の諸相;ジョセフ・プリーストリと後期イングランド啓蒙―奴隷制)
第3部 盛期啓蒙―フランス(J.F.ムロンの商業社会論―啓蒙の経済学;ムロンとドラマール―一八世紀前半フランスのポリスと商業;モンテスキューと野蛮化する共和国像―共和主義的「文明」理解の盛衰をめぐって;テュルゴとスミスにおける未開と文明―社会の平等と不平等;ルソー焚書事件とプロテスタント銀行家―焚書と啓蒙)
第4部 啓蒙の終焉と継承(ランゲと近代社会批判―永遠の奴隷制と野蛮;クリスティアン・ガルヴェの貧困論―文明化のなかの貧困と人間;ペイン敵ラディカリズム対バーク、マルサス―市民社会における有用性と野蛮)
近代文明とは何であったか