[BOOKデータベースより]
国際人・加納久朗の偉才ぶりはこう評された。戦前、国際金融畑のエリートとして活躍し、戦後は、日本住宅公団初代総裁として危機的な住宅事情の解消に挑戦し、また中央政財界にパイプをもつ「アイディア知事」(千葉県知事)として生涯を閉じた。
序章 プロローグ―民衆への無償奉仕
第1章 加納久朗の家系―品格と奉仕の精神
第2章 徳川将軍側近の名流―江戸後期の激浪を生きる
第3章 文明社会の華族に列して―夜明けの旗、父久宜の人生と偉業
第4章 加納久朗の成長と意志
第5章 内村鑑三の教え、横浜正金銀行入社、海外への飛翔
第6章 ニューヨーク、父久宜の死、そしてロンドン
第7章 ロンドン支店長、日英関係緊迫、愛妻急逝
第8章 戦争回避工作、メディア情報戦、ついに開戦
第9章 身柄拘束、敗戦、公職追放
終章 エピローグ―公団初代総裁、千葉県知事、そして逝去
戦前、吉田茂らと共に対英米開戦の回避に心血を注いだ加納久朗は、戦後、日本住宅公団初代総裁や千葉県知事を務め、公益最優先を貫いた指導者、警世の思想家であった。近現代に生きた国際感覚豊かな経済人の評伝。
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加納久朗(1886-1963)は、戦前、吉田茂らと共に対英米開戦の回避に心血を注いだ平和主義者であった。戦後、日本住宅公団(現UR都市機構)初代総裁や千葉県知事を務め、公益最優先を貫いた指導者、世に警鐘を鳴らす思想家であった。近現代に生きた国際感覚豊かな経済人の評伝。