- 9・30世界を震撼させた日
-
インドネシア政変の真相と波紋
岩波現代全書 028
- 価格
- 2,530円(本体2,300円+税)
- 発行年月
- 2014年03月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784000291286
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 戦後日本=インドネシア関係史
-
価格:5,390円(本体4,900円+税)
【2011年10月発売】
- 南島に輝く女王三輪ヒデ
-
価格:2,750円(本体2,500円+税)
【2021年05月発売】
- 鉄道と戦争
-
価格:5,500円(本体5,000円+税)
【2023年09月発売】
























[BOOKデータベースより]
一九六五年一〇月一日未明に、ジャカルタで軍事政変が勃発、半年後の一枚のスカルノ大統領が発したとされる命令書により、権限はスハルトへと移った。中国では文化大革命が起き、東南アジアにアセアンが成立し西側反共主義陣営の結束を固め、日本は大規模な経済進出の足掛かりをつかんだ。政変を主謀したとされたインドネシア共産党は非合法化され、党員は逮捕され殺され政治犯にされた。国内全土に大虐殺の嵐が吹き荒れ、インドネシア経済を担っていた華僑への迫害がエスカレートしていく。膨大な一次史料と先行研究を踏まえ、いまだ謎に包まれた事件の真相を追究し、インタビューと現地取材を通して、事件の波紋の全体像を活写する。
第1部 左傾化するスカルノ政権(新植民地主義との闘い;対立を内包したスカルノ体制;台頭するインドネシア共産党(PKI))
[日販商品データベースより]第2部 二つのクーデター―九・三〇事件と三・一一政変(九月三〇日の事件;「三・一一政変」―もう一つのクーデター)
第3部 社会暴力(大虐殺;大虐殺の背後に見えるもの;スケープゴートにされた華僑・華人たち)
第4部 新たな秩序による再編(新秩序の確立と国際関係の再編;マレーシア闘争の終了と西カリマンタン農村社会の再編―「デモンストラシ・ダヤク」;不穏分子の排除と政治的安定)
9・30事件の後インドネシアでスハルト新体制が確立し、この国への大規模な日本の経済進出が始まった。一次史料と先行研究を踏まえ事件の真相を追究し、インタビューなどを通して事件の波紋の全体像を活写する。