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- 魔女狩り
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西欧の三つの近代化
講談社選書メチエ 571
- 価格
- 1,870円(本体1,700円+税)
- 発行年月
- 2014年03月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784062585743
[BOOKデータベースより]
十五世紀前半〜十八世紀後半、四万人が魔女として殺された。中世ではなく、近代黎明期に魔女狩りが大流行したのはなぜか?「魔女狩りとは何か」という問いは、「ヨーロッパ近代とは何か」という問いでもある。「視覚の特権化」「科学的自然観」「他者・周縁者の排除」。歴史学、文化論、哲学、宗教学を横断して、魔女狩りの意味論を徹底的に探究する。
第1章 異端から魔女へ―中世末(カタリ派と「魔女」;異端審問と魔女裁判 ほか)
第2章 「魔女熱狂」時代前夜―十五世紀(『魔女の槌』;クラーメルの魔女狩り ほか)
第3章 バロック時代の中の魔女裁判―十六〜十七世紀(視覚とバロック;王権と魔女狩り ほか)
第4章 魔女裁判時代の終焉と西欧近代の始まり―十七世紀後半(『世界図絵』と視覚;『世界図絵』における魔女描写 ほか)
15世紀前半〜18世紀後半、4万人が魔女として殺された。中世ではなく、近代黎明期に魔女狩りが大流行したのはなぜか。歴史学、文化論、哲学、宗教学を横断して、魔女狩りの意味論を徹底的に探究する。
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15世紀後半にはじまり十八世紀後半まで、トータルで4万人以上が狩られた魔女たち。
中世ではなく、近代の黎明期に魔女狩りが大流行したのはなぜなのか?
近代社会初頭に起こったことを考えると、「魔女狩りとは何だったのか」という問いかけは、「ヨーロッパ近代とは何なのか」という問いを呼び込む。
本書は、魔女狩りとヨーロッパ近代誕生の機制の関係を新視点から明らかにします。その視点とは、三つの近代化です。「視覚を中心とする感覚の近代化」「自然認識の変容と近代化」「他者・社会的周縁者の排除と近代化」。
視覚文化論、哲学、宗教学的な知見をふんだんに盛り込んで、魔女狩りの歴史研究を通したヨーロッパ近代化論、および人間存在と人間文化を探究した冒険的著作です。