市川房枝と「大東亜戦争」

フェミニストは戦争をどう生きたか

法政大学出版局
進藤久美子　

• 価格: 10,450円（本体9,500円＋税）
• 発行年月: 2014年02月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784588327049

内容情報

[BOOKデータベースより]

非戦論から戦争容認・協力へ。膨大な一次資料を渉猟しつつ、フェミニスト市川房枝の戦時期を再検証し、戦後平和民主主義の原点を明らかにする。

フェミニズムと戦争―市川房枝の「戦争協力」をどう捉えるか
第１部　市川房枝とその時代―戦争と日本型ジェンダー・ポリティックスの創生（婦選運動家市川房枝の誕生；平時の婦選運動―はじまりと展開；満州事変後の婦選運動の展開；準戦時期婦選運動の反戦活動；日本型ジェンダー・ポリティックスの誕生）
第２部　婦選運動家市川房枝の戦争協力―盧溝橋事件・日中全面戦争から敗戦まで（国民精神総動員運動と市川のかかわり方；国民精神総動員運動の政府委員としての働き；国民精神総動員運動下の婦選活動；中国への旅―転向の契機；新政治体制から大政翼賛体制へ―転向の軌跡；「大東亜戦争」下の戦争協力―転向；市川の戦争協力は、どこに帰着したのか？）
歴史をつなげる

[日販商品データベースより]

どのような軌跡を描いて、非戦論の立場から戦争容認・協力へと転向していったのか。膨大な一次資料を渉猟しつつ、フェミニスト市川房枝の戦時期を再検証し、戦後平和民主主義の原点を明らかにする。