[BOOKデータベースより]
やがて巣立つ、わが子への愛。そして、親への思い―かしの木が見守る、親子の物語。
[日販商品データベースより]いつくしんで育てた子どもも、やがて家を出て、父になる。この親子を見守る1本のかしの木は、ときに母をなぐさめ、ときに母の思いを子に伝える大きな存在として在る…。かしの木が見守る、親子の物語。
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だいじな だいじな わたしのあかちゃんあなたのことが だいすきよずーっと わたしのたからもの すてきな すてきな わたしのあかちゃん生まれたばかりのわたしのあかちゃん。母親はわが子をしずかにゆらし、優しくうたいます。やがて子どもはどんどん成長していきます。2さいになれば家の中をひっかきまわすようになり、8さいになればいつだってどろだらけ。ティーンの仲間入りをすれば、へんな服にへんな歌。「なんてことなの。」母親はいつだってふりまわされます。でも月のひかりが空を照らすころ、ぐっすり眠るわが子の寝顔をのぞいて思うのです。だいじな だいじな わたしのあかちゃんあなたのことが だいすきよその気持ちは例え子どもが家を離れても、我が身が老いてこようとも。親子を見守る1本のかしの木のように、ずっとかわらずにそこにあるのです。そして、そのかしの木は伝えます。親から子へ、ずっと続いていく愛の子守歌を。全米1,500万部、そして日本語版52万部ものベストセラー絵本『ラヴ・ユー・フォーエバー』が、新たに生まれ変わりました。いせひでこさんの描く美しく心に深く訴えかける絵が、おとうさん、おかあさん、おじいちゃん、おばあちゃん。そして、これから親になるかもしれない人たち全てに、優しく静かに語りかけます。
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)
「あんなに可愛かったのに・・・」とは、いつの頃からか、つい口をついてでる言葉。
ずっと以前、子どもがまだ小さい時、可愛くて可愛くて、ぎゅっと抱きしめて、いつまで見ても飽きなくて、我が子は私の宝物でした。だけど、子どもは一人の人間。誰の所有物でもなく、ぐんぐん成長し、どんどん行動し、思わぬことを語りはじめます。
この絵本では、母から子への愛情、子が成長して離れていくことへの一抹の淋しさ、そして、子どもの命輝く躍動感などが、優しい色使いと柔らかい筆使いで描かれています。子どもは慈しんで育てられることで、羽ばたく力を得て巣立ち、今度は自分が守るべき対象を持ちます。人の暮らしと営みは繰り返し、そうやって命を繋いでいくのですね。リズム感のある文章は、規則正しく時を刻んでいく時計の音のよう。
タイトルにある「かしの木」は、季節によって色を変えながら、いつも母子に寄り添っています。かあさんは年をとっても、折にふれて、子どものことを思っています。読み終った今、かあさんに声をかけたい。 この本からは知ることができないけれど、息子を愛し育てる以外の「自分自身の人生」の話もきっとあるでしょう?あなたがあなたの人生をどう生きてきたかの話も、ぜひ聞かせて下さいね、と。
描かれているのは優しくて深い母の愛。 でも母の立場である私は、自戒をこめて読んでもみたい、そんな絵本です。(なみ@えほんさん 50代・大阪府 )
【情報提供・絵本ナビ】