[BOOKデータベースより]
第1部 長谷川如是閑研究序説―「社会派ジャーナリスト」の誕生(長谷川如是閑―思想の軌跡;国家観―西欧国家原理の受容と同時代史的考察;ドイツ学批判―イギリス思想とドイツ思想の対比による日本近代史観;国際政治・アジア観;言論・思想の自由と大学自治―「森戸事件」から「滝川事件」まで;ジャーナリズム観―雑誌「我等」の発刊をめぐって;新聞論;女性論(フェミニズム論)―男子専制社会における男女の地位をめぐって;大正デモクラシーとジャーナリスト;「大阪朝日」の人びと)
第2部 評伝(社会派ジャーナリストへの道;政治・社会改革と国際平和を求めて;「批判」の時代と日本ファシズム分析;戦中・戦後を生き抜いて;長谷川如是閑の中国認識―辛亥革命から満州事変まで)
明治・大正・昭和の三代を生きた大ジャーナリストにして、丸山眞男に最も影響を与えた思想家、長谷川如是閑。「戦前日本における最高の思想家、知識人は、長谷川如是閑である」と喝破した著書は、多岐多彩にわたる彼の業績を主要なテーマにしぼって分析を続けてきた。その研究成果の結晶である本巻は、如是閑思想の全体像をあざやかに描き出し、如是閑が戦後日本に托した思いを伝えている。
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