[BOOKデータベースより]
南極でも、ジャングルでも、海の底でも、なんと宇宙でも生きていられる、「最強」の生きもの、クマムシ。福島県南相馬市の仮設住宅で出会った28歳の勝彦さんはいいました。「クマムシになりたい」左足の痛みに耐えられなくなったのは6、7年前。骨肉腫というがんの一種と告げられました。闘病中に起きた3.11大震災。放射線量が高くて、自宅には戻れません。ありきたりだけど大切な夢がありました。でも、それは、あきらめました。勝彦さんが最後に望んだのはおかあさんとの写真を残すことでした。
[日販商品データベースより]大切な人たちに囲まれたあたたかな看取りによって、いのちのバトンはずっと受けつがれていく…。仮設で闘病中の勝彦氏が最後に望んだのは、おかあさんとの写真を残すこと。看取りの場面を臨場感あふれる写真で描く。
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クマムシを知らない自分には奇異なタイトルに思えたのですが、骨肉腫という不治の病で死と直面する勝彦さんからすれば、切実な祈りだったのですね。
東日本大震災で被災して、原発災害で家に帰れない生活の中で、蝕まれていく我が身と、家族の事を思う姿はとても切ない気持ちになりました。
最期にはやっぱり人間が良いと言って息を引き取った勝彦さんを見て、命の崇高さを改めて痛感しました(ヒラP21さん 60代・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】