[BOOKデータベースより]
嵐の夜に君を思うこと
対象のつかの間の、不安定な印象
光はノックもせずに入ってくる
風になった光
窓と扉のあいだで
あの家の山の櫟林をミイ、キレイダナア―
エスカルゴの臭う部屋
青い闇のある風景
世界の生成に立ち会う窓
闇だけが広がっていた〔ほか〕
世界の生成に立ち会う窓、虚妄の窓、胸をかきむしるほど透明な窓、球状の窓…。立っても、坐っても、視線を外に向けると、いつか、必ず、何かが起きるような気がする。「私と世界」を静かに映す長篇エッセイ。
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立っても、坐っても、視線を外に向けると、いつか、必ず、何かが起きるような気がする。「私と世界」を静かに映す長篇エッセイ。