[BOOKデータベースより]
グライスが晩年に執筆していた形而上学的な著作を、懇切な解説と訳注つきで初めて邦訳。アリストテレスとカントを下敷きに、哲学の妙味を示す重厚かつ斬新な思索の全体像。
1 理性の諸相(理性と推論;理性と理由;実践的理由と真であるための理由;目的と幸福に関する考察)
2 行為と出来事(概観;デイヴィドソンによる先行論者批判;デイヴィドソンの問題リストに関する更なる考察;デイヴィドソンの提案;行為と出来事の理論以前の区分;デイヴィドソンの提案における困難;異なる仕方による出来事の説明に向けて;行為と出来事)
3 形而上学と価値(生命と終極性;機械論者に対して;終極性と本質;形而上学的実体変容;絶対的価値;実体変容の筋書き)
言語哲学者・グライスは、理性と価値をめぐる形而上学的なテーマに取り組んでいた。アリストテレスとカントを下敷きに、重厚・深遠かつ斬新な議論を展開。行為論と価値論の論文を加え、晩年の思索の全体像に迫る。
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英米哲学の巨人の、知られざる思索とは。グライスが晩年に執筆していた形而上学的な著作を、懇切な解説と訳注つきで初めて翻訳する! 日常言語学派の言語哲学者として著名なグライスは、晩年には理性と価値をめぐる形而上学的なテーマに取り組んでいた。アリストテレスとカントを下敷きとして、これぞ哲学というべき重厚・深遠かつ斬新な議論が展開されている。本書では『理性の諸相』の全訳に行為論と価値論の論文を加え、晩年の思索の全体像が見渡せる形で翻訳する。