「原発さまの町」からの脱却

大熊町から考えるコミュニティの未来

岩波書店
吉原直樹　

• 価格: 2,750円（本体2,500円＋税）
• 発行年月: 2013年11月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784000227964

内容情報

[BOOKデータベースより]

「絶望の共有」と「国策」自治会を超えて。避難民への徹底した聞き取り調査等から、人々の間で「創発するコミュニティ」が形づくられていく可能性と条件、その手ざわりをリアルに描き出す。

第１部　ゆらぐ「原発さまの町」（ゆらぐ「原発さまの町」―五年間帰らないことを決めたおおくま；「福島県のチベット」から「原発さまの町」へ）
第２部　「原発さまの町」からの離床（「あるけど、ない」コミュニティ；「国策」自治会へ／から；もうひとつの自治会；ネットワーク型コミュニティの一つのかたち―Ｋさんの聞き書き；「創発するコミュニティ」の形成に向けて―「新しい近隣」の発見を超えて）

[日販商品データベースより]

進まない賠償、除染をめぐる対立、家族離散。コミュニティ論とともに歩んできた社会学者が、避難民への徹底した聞き取り調査などから、「創発するコミュニティ」が形づくられていく可能性と条件を描き出す。