- 向こう岸から
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平凡社ライブラリー 799
С того берега.平凡社
アレクサンドル・イワーノヴィッチ・ゲルツェン 長縄光男- 価格
- 1,540円(本体1,400円+税)
- 発行年月
- 2013年11月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784582767995
[BOOKデータベースより]
一八四八年、フランス二月革命の敗北を目撃して、つねに超越的なドグマに敵対するこの思想家は、革命の成果を簒奪するブルジョワジーを痛罵しつつ、一方、「人民」が「大衆」へと変貌してゆく様をいち早く冷徹に認めながら、なお、生身の個々人が歴史を動かしていくという立場を死守しつづける。マルクスともトクヴィルとも違う一八四八革命論の傑作をゲルツェン研究の第一人者による見事な新訳で読む!
1 嵐の前(船上での会話)
2 嵐の後
3 単一にして不可分なる共和国の第五十七年
4 VIXERUNT!(彼らは生き残った!)
5 CONSOLATIO(なぐさめ)
6 一八四九年へのエピローグ
7 Omnia mea mecum porto(私はすべてを身につけてゆく)
8 ヴァリデガマス侯ドノゾ・コルテスとローマ皇帝ユリアヌス
思想の「聖化」に反対し、生身の人間の側に立ち続け、人民の大衆への変貌を洞察。敗者の側からフランス1848年を考察する主著。超越的理念にも歴史法則にも反対する革命論の傑作。























思想の「聖化」に反対し、生身の人間の側に立ち続け、人民の大衆への変貌をいち早く洞察した亡命ロシア人。19世紀革命の時代に稀な思索の人が、敗者の側からフランス1848年を考察する主著。