奴らを通すな！

ヘイトスピーチへのクロスカウンター

ころから トランスビュー 八木書店
山口祐二郎　

• 価格: 1,320円（本体1,200円＋税）
• 発行年月: 2013年11月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784907239046

内容情報

[BOOKデータベースより]

「良い韓国人も悪い韓国人もどちらも殺せ」といった言葉が飛び交うレイシストたちのデモに敢然と立ちはだかった「カウンター」グループには、思想的には左翼やリベラル層だけでなく右翼も含んでいた。その一人、山口祐二郎が「かつての仲間」への憤りとともに、レイシズム行動を見て見ぬふりをしてきた自分への怒りを真摯に書きあげた。２０１３年の日本で、何があったかを伝える一冊。

第１章　誕生―２１世紀の排斥運動（二〇〇七年のネット右翼；「カルデロン事件」で急増した会員；ネットで拡散された「暴力」；小学生への罵声；「同志」との出会い；反米右翼からの転向；新宿スプレー事件；右翼からの一撃；ネトウヨの巣窟へ；瀬戸弘幸襲撃事件；『ザ・コーヴ』上映妨害騒動）
第２章　邂逅―見境なきレイシストたち（右翼ＶＳウヨク；桜井の謝罪；宗教団体と日護会；ついに逮捕された差別主義者；黒い彗星チェ☆ゲバルト；日本人マイノリティを標的に；原発推進で暴走する差別主義者たち；ネット右翼ＶＳ安田浩一）
第３章　罵倒―俺をバカにしろ！（「お散歩」と称する嫌がらせ；増長するヘイトスピーチデモ；カウンター参戦；路上の待ち伏せ；いびつな「絆」；燃え上がるカウンター；俺をバカにしろ！；揺れる法規制の是非）
第４章　包囲―阻止できなかったデモ（「ヘイト豚、死ね！」；ベンツしばき；「男組」登場；身を削るカウンター勢力；ヘイトスピーチを「祭り」にした男；立ち上がった弁護士たち；大久保公園を包囲せよ）

[日販商品データベースより]

目の前にある差別を見過ごす者に、真の愛国者を名乗る資格はない。著者が反差別運動を「やらなかった」記録と、そして「やってきた」記録。右翼の元ホストが放つ、在特会に対する捨て身の反撃。